こちら、日本の発電資源の現状です。
原子力は二酸化炭素より環境に悪影響を与えるわけですから、クリーンエネルギーと呼べるのは全体の14%。
とはいえ、単純に考えると少なくともガソリン車より14%は環境負荷が改善できそうにみえます。
しかし、ガソリンをエンジンで燃焼して直接動力を生み出す自動車と、石油・石炭・天然ガスを燃焼してタービンまわすことで発電し、電気抵抗ある電線を長距離伝わり、充電池に蓄積出来た電力のみを動力とするEVとで、エネルギーロスが大きいのはどちらでしょう?
実はそのデータは持っていないので推測でしかないのですが、ガソリン車の方が効率良いのは簡単に想像出来ます。
つまりこの日本でEVに乗るということは、ガソリン車と同じくらい環境負荷をかけることであり、下手したらそれ以上にエコではない可能性すらあります。
どうして不都合な真実はあまり報道されないのでしょうか?
ヨーロッパやアメリカや中国がどうであれ、この日本ではガソリン車やハイブリッド車に乗り続ける方が環境負荷が低くてエコなのだ!って考察や報道が、もっとあって然るべきだと思うのです。
条件反射でEV推進を唱える人が大手を振るっているのを見るたびに、落胆してしまいます。
日本で本当の意味で環境負荷に配慮したエコな出口って、水素エンジンや合成燃料だと思えてなりません。