
今日は、町内にある「生田緑地」の「日本民家園」で古民家ライトアップのイベントがあった。
18:00-20:00の極めて短時間の催事だ。

私は非常に楽しみにして出かけたのだけれど、人はそれほど集まっていなかった。
それがまた良くて、「静寂」かつ「ほんのりした明かり」によって、本当に一昔前の日本にタイムスリップしたかのような感覚が味わえた。

施設は枡形山勾配にあって、さまざまな民家や水車などが本当の村さながらに散らばっている。

富山県の合掌造りなど、民家自体は日本全国から集められたものだ。江戸時代初期に建築されたものもあり、そうした解説を読んでいても飽きることはない。

今日はイベントなので、格別にこの民家園を魅力的に感じた。囲炉裏に火は入っているし、糸車で糸を紡ぐ実演をしていたり、藁でワラ細工を作っていたりと、実に趣向が凝らされている。

耳を澄ませば、遠くでカエルの合唱が始まっている。
静寂の中の、かすかな音、ほのかな光・・・。
町内にいながら、すっかり癒されて、心が落着きを取り戻した。
この町に住んでちょうど丸7年。
徐々に郷土愛に近いものが芽生えつつある。