アクアラインと館山道整備のおかげで、房総半島は随分と身近になった。
私は、南房総のいまだ手つかずの自然とのんびりした風景が好きだ。
まずは、南房総国定公園 白浜フラワーパークに立ち寄る。
まず驚いたのが、レトロというよりも老朽化著しい施設。
昭和がそのままタイムスリップして現れたがごとき衝撃だ。
で、イヤかというとこれがそうでもない。
懐かしいものは懐かしい。都心部ではすっかり感じ取ることのできなくなったゆったりとした時間がそこには流れている気がした。
このままの姿で、可能な限り営業を続けてほしいものだ。
また、行こうと思う。
フラワーパークは海岸際にある。
真冬とは思えない陽射しが降り注ぎ、上着も羽織らずに海を眺めた。
正月は関東平野の交通量が激減するためだろうか、いつになく空が澄んでいて富士山が東京湾越しにくっきりと聳えて見えた。
園内にはすでにタンポポが咲いている。人工的に植えたものではないだろう…
このあたりの温暖な気候を物語っているなぁと思った。
菜の花も陽光をいっぱい浴びながら咲き誇っている。
スキー場の冷厳な世界とはあまりにかけ離れた冬がここにはある。
宿泊したホテルはライズリゾート。
夕食がバイキングであることだけNGだったが、他には文句無し。
私はバイキングが嫌いだ。
朝食はなんとか我慢するにしても、夕食を自分で集めて回るなんてのはまっぴら御免。
部屋には文句無し。
海側の間取りだったので、夕刻はこのとおり。
1kmほど離れた野島崎灯台の背後に沈んでいく夕陽。
太陽が完全に沈んでしばらくしても、水平線際にはオレンジ色が残る。
小さく浮かぶ利島など伊豆諸島のシルエット。
天空にはすでに星が瞬きはじめていた。
<DAY 2nd>
チェックアウト後、野島崎灯台まで足を延ばす。
房総半島最南端というのだから、おそらく事実上は関東最南端だろう。
関東最南端とうたわないのは、おそらく東京都下に伊豆諸島があるためだろうと勝手に予測してみた。
なんでもアメリカに迫られて作った日本で2番目の洋式灯台だそうだ。
ちなみに1番目は観音崎灯台だそうです。
近くの港には釣り人がいっぱい。
遠目に仕掛けを見て、イワシ狙いと推測。もしイワシなら、船寄せ浅場で魚群が確認できるにちがいないと思って近づいて見ると…
なんと生きたイワシ4匹を手づかみ成功。
思いもよらず、波に打ち上げられてきたところを捉えることができた。
帰途には東京ドイツ村に立ち寄る。
久々の長距離運転になっているが、この4000CC V6エンジンのランドクルーザー プラドは実に疲労が少なくて済む。なによりもトルクフルで静粛なエンジンが気持ちいい。
さらにシートの出来も上々だ。
買い替えて大成功。もはやこれ以上の性能の自動車は私には不要だ。
ただ、外観だけはやっぱり前の95系の方が絵になると思う。
それにしても、千葉にあるのに「東京ドイツ村」というのはいかにも卑屈。
「東京ディズニーランド」もそうだけど、千葉にあるのに「東京」と名乗られてよく千葉県民は怒らないものだ。
園内施設はいくつかのブロックに分かれていて、それぞれを自動車で移動するシステム。
これは、目新しいけどとても便利だと思った。
園内で、凧上げ。ひょっとして小学校の時以来30年ぶりくらいなんじゃないだろうか…。
空高く舞う、洋式カイト。
アクアライン橋上から眺める富士山、これも帰途を演出するに十分な美しさだった。
正月から、なんだか縁起がいい。
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