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日本共産党 群馬・太田市議 水野正己のブログ
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物価高のもとで長寿祝金を削減

2023年03月03日 | 市議会・市政ニュース



 太田市は長寿祝金を削減する計画です。長寿祝金はこの間、たびたび削減され、2018年度からは、それまでの毎年支給から5歳刻みでの支給に削減されていました。

77歳、88歳、100歳だけに

 現行で75歳5千円、80歳、85歳で1万円、90歳で2万円、95歳で3万円、100歳で10万円としている長寿祝金を23年度からは、77歳、88歳で1万円、100歳で5万円に削減して予算は4,000万円削減の4,400万円にしようとしています。

新たに支給される高齢者支援金
対象は一部だけ
非課税の80歳以上に1万円を3
年間

 新たに支給される高齢者支援金は23年度から3年間、市民税非課税の80歳以上に1万円を現金振り込みとされ、予算は2,800万円とされます。

 2月16日の議案質疑では、これではつじつまが合わないと指摘。昨年に続き4月からの年金削減が計画されるもとでは、高齢者全てを対象にした物価高騰対策が必要であり、長寿祝金の削減はできないと強調しました。市長は、議会や市民の声を聞き、必要なら高齢者支援金の増額もありうると答えました。

紙の金券を廃止しデジタル金券に

 なお長寿祝金はこれまで紙の市金券でしたが、新年度からはデジタル金券とされます。議案質疑では、デジタル弱者対策とされるカード型デジタル金券は、使える店舗がまだ少ないことを指摘し、現金かクオカードでの支給を求めましたが、市長はデジタル金券に固執しました。

 なお長寿祝金は、新型コロナの感染拡大以前は区長さん経由で該当者に届けられてきましたが、コロナの感染拡大を受けて簡易書留で届けられてきました。今年度の長寿祝金は市のデジタル金券「OTACO」に変わるとされていますが、これまで同様、簡易書留での送付を考えているとされます。



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