MINORU NIIHARA "ROCK ME BABY!!!"

Music/Movie/Vocalism/Book
GREETING & 四方山話etc

イヤモニに関するある記事を読んで

2019年10月06日 08時58分41秒 | GREETING
2年前の記事だが、 Rock onというサイトに掲載されているイヤモニに関するインタビューを読んで…

R : ボーカリストにとってイヤーモニターは理想的なものなのでしょうか?

K : そうとも限りません。例えば小さなライブハウスでイヤーモニターを付けたいというボーカリストがいたら、僕はその必要性についてまず話合います。なぜなら、周りで楽器がバンバン鳴っている狭いステージ上ではイヤーモニターのボリュームを大きく上げることになり、これによって聴覚に損傷を与える可能性があるからです。

イヤモニ、特にカスタムイヤモニを装着するだけで、周りの騒音が20db〜35dbの音が削減される。
これはどういうことかと言うと、20dbで約10分の1のボリュームになると言うこと。
イヤモニ装着状況を例えるなら、防音室に入るようなもの。
周りの音が10分の1になっているのにも関わらず、周りの楽器がバンバン鳴っている状況とは如何なる状況なのか?
これは完全に理論破綻している。
ちなみに、世界的に見てもトップクラスの爆音でギターを鳴らす高崎氏の音ですらイヤモニを付けたら劇的に音は遮音される。
イヤモニ恐るべし…なのである。
イヤモニを装着して周りの音を劇的に遮音した上で必要な音を調整し適正な音量でパフォーマンスするのがイヤモニだ。
イヤモニが与える耳やステージ環境への恩恵は計り知れないのである。
耳の影響を考えるなら、むしろ小さなライブハウスがよりイヤモニを必要とするはずである。


R : たしかに、ステージ上のドラムやアンプの音量に合わせてイヤーモニターでバランスをとると、大音量にせざるをえない。音を聴く細胞組織は壊れると二度と復活しないと言います。怖いですね。


これもイヤモニの理解が間違っている。
イヤモニの遮音性、音の減衰性を考えると真逆の結論となるはずだ。
看過出来ない記事なのでわしの見解を書きました。


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