ディーゼル復権

ガソリンが高騰を続ける中、メルセデスベンツが
久しぶりにディーゼル車の輸入を再開した。
酸性雨が深刻な影響を及ぼす欧州では、かねてから
ＣＯ２の排出が少ないディーゼル車の開発が進んで
いる。「うるさい、振動激しい、遅い」は過去の
話。いまや走行性能はガソリン車と遜色ないレベル
に高まり、あのガラガラ音もディーゼルと言われ
なければ気づかない低さ。そして驚くなかれ、今年の
ル・マン２４時間レースではアウディのディーゼル
エンジンのマシンが総合優勝！すでに欧州車の最新
トレンドはディーゼルとなっている。
オイルショックの時は「仕方なく」「軽油が安いから」
と消極的理由で選ばれ、近年では特に大都市でＮＯｘ
黒煙の元凶と悪者呼ばわりされ、日陰の存在となって
いたディーゼル。ベンツが先陣を切って復活させたこと
で流れが変わるかな？