調子こいてもういっちょ詩更新『紅内炎』

絞りだした声音
弦に縛られた音色
動き始める音波
三日月のやうにしなり
歪むその姿が魅たいのだ
一瞬離れて地に叩きつける土踏まず
全身が痺れるのを感じたら
糸が切れるまで手を止めるな
我に返れば怖いのだから
自己なんて無くせば良い
貴方が奏でる線の鳴きに
震える身体の全てを預けて
何度も
何度も
何度も
何度も
三日月のやうにしなり
歪むその姿が魅たいのだ
退いては孵す空気に
濃く紅痕を遺せ
首筋に這わせた蔦の芽
何時でも此処は私だけのモノ

































独り言独りごちて。
黙ってないで逢いたいと呟けば良いサ。

ぅ～ん…ェロい詩が描きたい。

本日詩のみ更新『不正夢』

産声上げた緑
自分だけがゴムみたいな感覚で
人の渦から弾き返される
世の重力に背いた
浮いてる身体が気持ち悪い
押し戻されて中身は空っぽ
眩しくて芽を出すことすら
恐怖の先端に変わる
抱き締めて欲しい
多分コトバは通じないけど
何かが壊れてしまうくらい
細い腕が求める先
強く覆い隠して欲しい
眠っている間だけ
出逢える孤独の対象
目醒めの囀りから耳を塞いで
縋りつくのは冬の夜
呼吸の音すらしない
貴方の背中を追い掛ける
現の時間と幻の狭間
決して刻まれない
報われることのない儚き生命