ワクチン接種
一回目のワクチン接種を終えた。翌日は一日腕が痛かった。もしかしたら・・・という副反応を案じるワクチンは初めてである。今回、60~64歳が接種対象者だったので 僕は丁度真ん中に位置し二歳上の先輩から二歳年下の後輩までの年代ということになる。解りやすく言うとサザンオールスターズが二歳上の先輩、リアルタイムで彼らのヒット曲を聞き、浦安にディズニーランドがオープンした年に大学を卒業した。ワクチンはとにかく打って貰おう、でも特に急ぐわけでもなく時間のロスも少ない自宅から近い区民施設がいいと思ったら、予約ができたのは接種券が届いてから約三週間後であった。
接種会場に行った。同窓会のような会場。同年代のみなさん、あれからどんな時間を過ごしてきた?すでにリタイアして悠々退職金で暮らしている人、まだまだ現役で職場から抜け出してきた人、子育てを終え孫にジイジバアバと言わせて余裕な人、髪も真っ白のまま苦労の絶えない人、それぞれの人生を過ごしてきた同年代が同じ部屋に集まりワクチンを受け15分体内に浸透していく時間をやり過ごし、何事もなければまた元の人生に戻っていく。マスクをしているのは知られたくない部分の人生も隠しているようにも見えた。そして僕も・・・
(2021-08 機関紙に掲載)
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