セカンドライフでマシニマ(マシネマ)を作る。

インターネット上の仮想空間・セカンドライフでマシニマ(マシネマ)を作っています。SL内での動画作成方法を簡単に教えます。

イメージの段階

2010年09月26日 15時49分36秒 | 撮影前の準備
※イメージを具体的にする

今まさに私が、この状態なのですが……頭の中は、まだ「イメージの段階」です。あなたの映像作品のための空想は、まだ「もや」のようで形になっていません。まだ何の形にもなっていないプリムを成形していくように、もともと無いものを形にするのです。これから完成する作品について、あれこれ想像するのも楽しい時間です。イメージを具体化していくために、することとは……

 1・STORYを考える
(私は、つじつまの合ってないことが嫌いなので、しつこく考えます)
 2・アバター(登場人物)の姿かたちを決める
 3・表現するのに(ゲーム上で)出来ることと、出来ないことをハッキリさせる(実際、出来ないことが多いので、出来ることを活かす)
 4・使うアニメーションやポーズ、道具、楽曲、セットを決める
 5・自分でセット・道具など作らない場合、誰に頼むのかを決める
 6・その作品を見ることによって人々に、どのような効果をもたらしたいのかを考える
 7・頭に浮かぶシーンを書く。

※これらのイメージをハッキリさせたいときは、何でも紙に書いてみるといいと思います。私はそうしています。何となく、キーボードで打つのとは「頭の中の理解度」が違うような気がします。

☆私のやり方☆これは動画に使う曲を聴きながらやります。

・A4の紙を大量に用意する。そのうち2枚は32分割させるように折る。
・別の紙を4分の1に折って、イメージのイラストを書く。アバターのイメージなどをたくさん。
・文章で大まかなテーマやストーリーを書く。
・何のシーンがいくつ必要なのかを書く。
・必要な動きを書く。
・32分割したものは「絵コンテ用」です。これは最後に書く。
・とにかく、イメージを動画のようにリアルになるように頭の中で考える。
どのくらい考えるかというと……動画をやってから「記憶が飛ぶように」なりましたね。>< これから現実でやることを覚えていられない。寝ると「今の時間・場所・時系列」的なことがすっ飛ぶ。息子を見て「私、いつ子供産んだ?」とか(^^; やばいやばい

まあそれで、書いてばかりでも飽きますので、セカンドライフで遊んだり、ぶらぶらしたりします。または現実に散歩に行きます。アタマの中は考えつつ、後は偶然に任せてしまいます(^^; これは本当です!

その最中、セカンドライフや現実で何かを見聞きしますよね。それが作品のヒントになったりすることが多いのです。作品について普段、頭の中を一杯にしていると、良い情報が入ってきます。いい偶然が重なり、作品作りに役立つことが多いです。
今回の話で言うと(セカンドライフ内で)「ギターは多いんだけど、ベースが無いんだよね~。ベース、タダで欲しいなあ~。」なんて都合のいいことを考えてたら、偶然ベースのラッキーボード見つけて、即イニシャル出て貰ったりとか。そういう時は都合の良いように考えます^^「これはいい作品を作れ、という神の思し召しなのかもしれない。。」とか。そういう風に楽しんで作ることですね。

アニメやセット作りなどは、専門的に出来る人を知っていたら、謝礼を払ってやってもらうのもいいでしょう。あるものを使うのもいいですが、オリジナルの方がもっと良いですから。その場合、相手に自分のイメージを的確に伝える必要があります。そうしないと「違うもの」が出来てきてしまいます。そこが難しいところだと思います。
私の場合は撮影・編集から、アニメ選び、買い物、シェイプいじり、セット作りなども自分でやってしまいます。イメージを上手く相手に伝えるのが苦手なのと、人に頼めない体質なので……

※注意※
”マシニマ製作で重要なこと。。それは「音楽への愛情」です!!”

特に若い人は、著作権に関しての考えが甘いように思いますが、どうなんでしょう? 楽曲は、著作権があるものを勝手に使うのは止めましょう。自分は、その時いいと思ってても、後で何か言われたら面白くないでしょう。それに、作品を見る側も「ああ、この人はそういう意識のヒト?」とあなたを見ますから、あまり良いことは無いように思います。オリジナルで作るのも良いですが、作れないという方は著作権フリーの楽曲を提供してくれている(有難い)人たちがいますから、動画のイメージに合う楽曲をダウンロードして使ってみて下さい。ただ「自由に使える」とは言っても、音楽を作った方に対する「お礼の気持ち」は忘れてはいけないでしょう。
(音楽を作る人の気持ちになって考えてみよう。きっと苦労もあったはずです)

経験上、思うのは、音楽くらいはオリジナルで作った方が面倒くさくなくていいし、タイム感など自分の好きなように出来るし、良いことしかないです。私もsony ACIDというソフトを使って作曲の真似ごともやります。
☆こんな感じのつくりました→http://www.youtube.com/watch?v=PSCmYUWCA80 http://www.youtube.com/watch?v=G6XB82FGBRI

見ていますと、マシニマでも賞を取ったりしてる人は「音楽の出来る人」が多いようですね。(ほとんどミュージシャンのような人です)。そういう人は音楽はもちろんオリジナルだし、編集のタイム感も、なにか違うように思います。

アバターの口を動かす(Viewer1)

2010年09月24日 10時41分29秒 | 撮影前の準備
※アバターの口が動いたら、もっとリアルなんだけど……と思いませんか? 

セカンドライフで言うリップシンク(Lip Sync)とはアバターの口をパクパク動かすことです。方法はボイスチャットに連動したリップシンク、またはリップシンク用のHUD(Head Up Display)をセカンドライフ内で得るという方法があります。リップシンク用HUDは、装着してチャットを打てばアバターの口が動くというものです。
※ボイスチャットに連動したリップシンク(Viewer1.23.5)


・はじめに、ゲーム画面のAdvanceメニューから→Charactar→Enable Lip Syncのところにチェック(×印)を入れて下さい。
①上のバー「編集」のところをクリック→環境設定→ボイスチャット→ボイスチャットを有効にする、をチェック。
②機器の設定→接続してあるマイクのテストをして→OK。
③ゲーム画面の右下に吹き出しのマークが出ます。クリックすると名前のところに自分のアバター名が出ているはずです。その隣りの「話す」の左に鍵マークが付いていますから押しっぱなしにする。
・それで音楽を流したりマイクで話すと、アバターの口が動きます。ボイスチャットONの人には聞こえてますので、うるさくならないように気を付けましょう。


※私は以前のビューワー(Second Life1.23.5)を使っています。2も試しましたが、INの度にアバターの容姿が違ったり(初期アバになったりバケモノになったりです)、ツールバーを完全に消すことができなかったりと、個人的には「マシニマを撮る人には向いていないビューワーだ」という判断なのと、1の方が使い方に慣れていて、2は全く使い方が違っているため、使いこなすまで覚えてられないのでビューワー2は使っていません。2の方には「チャットでリップシンクができる機能」があったと記憶しています。

動画作りは、ひとつの「体験」です

2010年09月24日 08時03分45秒 | 撮影前の準備
☆撮影前の準備:中級編

時間は再び、撮影前に戻っています。すると以前の「この時」には気づいていなかったことが、今ではわかっています。回数を重ねるたびに、どうすれば良いか、わかってくるのです。
撮影前の準備を入念にしておけば、撮影する段階になって慌てる必要がなくなります。「いきなりの面白さ」というのもあるかもしれません。(私は今は、そう思いません)ただ、パソコンの容量を考えると、無駄な画像ファイルを作って残しておくのは後の作業に支障をきたしてしまうので良くありません。(撮影中に動作が重くなったりします)

回数を重ねるごとに「マシニマを撮る」ということが、もうゲームでも遊びでもなくなって、現実の「映画のヒト」がやっていることと同じことをするようになります。その方が効率が良いとわかるからです。全体像やシナリオを書き、時間帯(ライティング)を考え、キャラクターを作りこみ、セットを作ります。絵コンテが書ければ、もっと良いです。
※下の画像は「虜(tricot)」の絵コンテです。絵は下手ですが(^^;大体その通りに撮れていますよ^^ 完成品はこちら「MeRMEN/虜」URL⇒ http://www.youtube.com/watch?v=nByOfQ5hVjs

(絵コンテといえば……CMでも映画でも、撮影する人は「絵コンテの通り」に撮影しているのですね。そういうことを昔は知りませんでした。確かに「その通りに」撮るのは、効率が良いですね。当たり前ですが、撮影とは「何を画面におさめるのか?、何が写りこむのか?」ということなのですね)

セカンドライフは、イメージを表現しやすいゲームです。ただ動作や顔の表情は、させなければ出来ない上「出来ないこと」がたくさんあります。しかしセカンドライフで撮影をする場合は、逆に「出来ること・セカンドライフならではの表現」の方を伸ばしていくやり方でやるのが良いと思います。セカンドライフのアバターは人間と違って文句は言いませんし(^^;、疲れません。また動きに制約があったとしても、やれることだけをやらせればいいのです。そこを上手く考えれば、現実と違った「セカンドライフならではの表現」ができると思います。
またセカンドライフの中ではアニメーション、ジェスチャー、AO(アニメーション・オーバーライド)などは豊富にあります。製作者に敬意を払って、使わせて頂きましょう。

人を頼んでやる場合、打ち合わせは念を入れてやりましょう。服装や雰囲気などは監督の好みを押しつけて構いません。監督が作品に対してワガママなのは、いいと思います。「監督自身の頭の中の世界」を表現するわけですから……その代り、表現者に対してのお礼は十分にするべきです。
映像監督とは、他人よりイメージ力があって、その世界を現実にする人のことだと思います。

☆☆☆今まさに、私は「新しい作品」を作ろうとしています。今の私を動かしているものは、MeRMENの素晴らしい楽曲との出会いです。
今はまだ、曲を聴きこんでいて、それによって雲のようなボンヤリとしたイメージが頭の中にあるだけです。それが段々とハッキリとしてきて、可視化(誰にでも見えること)のために自ら行動するのです。そして、いつも壁にぶち当たります。そして、それをどう乗り越えるのか考え、行動し、不可能を可能に変えていく……動画作りは「ひとつの人生経験」です。いつも、そう思います。

☆今、実際にやっていることは。。
 ・今回の曲にはキーボードがいるので、作っても良いが、セカンドライフ内で売っているもの以上に見栄えの良いものを作れそうにないので、買ってきました。
 ・好きなバンドのDVDを見てバンドメンバーの立ち位置を研究。音を録るわけでないので、ようは画面上で見やすい位置関係なら良いとわかりました。
 ・今回はバンドのシーンをメインにしたいため、メンバーのキャラクターをはっきり作りこむことに。そのキャラで2日くらいセカンドライフ内をぶらぶらする。そして、おかしいところを直す。今2人作ったところ。あと2人作ります。↓ボーカルの子です。


はじめてのマシニマ作品

2010年09月18日 11時40分00秒 | 一言コラム
ここで初級編は終わりです。今までの説明で、これらのことが出来るようになりました。

・セカンドライフの中で動画の撮影をする
・動画投稿サイトにアップロード
・宣伝して人に見てもらう

とりあえず、セカンドライフの中での動画撮影について、早く理解したい人のために駆け足で説明しました。ここまで読めば、とりあえず作品を完成させることができると思います。でも、もっと良いものを作りたいですよね。そのためにどうするか……。ということを、これから実体験を元に書いていこうと思っています。

それから、中級編に入る前に、自分の作品を見て、感想を持ってもらいたいのです。他の人の作った作品も見てみましょう。自分の作品の改善点はどこでしょうか?
ウェブ検索で「マシニマ」、「セカンドライフ マシニマ」などと打ち込んでみましょう。そして出た作品を見てみましょう。私の作品ばかり出る? 他の人のも見てみましょうか(^^; 

☆モヴィエというサイトでは、セカンドライフで撮影されたマシニマが多く投稿されています。
http://mobie.jp/index.cgi

はじめての作品というものは、常に恥ずかしい存在です。↓これは私が初めて作った、セカンドライフのマシニマ動画作品なのですが、勢いで2日で作ったせいか、その、あわてっぷりが表れた作品になってしまいました。>< 
今思うと、そんなに早く作る必要はないのです。時間をかけず勢いで作ったものは、後から見ても完成度としては高くないことが多いですね。私の経験上、時間を長くかけたものが良い作品になることが多い。簡単に言うと、テロップのことに2~3日考えたものが、仕上がりが良くなっているということです。
私の作品では、制作に2か月程かけたものが3つあるのですが、(R症候群/BQ/Jap'n ROLL)それらがベストだと未だに思っています。それ以上は、かけたことがないのでわかりません^^

☆MeRMEN「宵闇」ここは直接youtubeを貼れないので、リンクから行ってください。
URL→http://www.youtube.com/watch?v=kSlpdUdOL4k

カーソルはもちろん、HUD(Head Up Display)の表示まで写っています。英語の綴りはめちゃくちゃだし、だいいちカット割りが曲に合ってない……。と反省することしきりなのですが、ある方から「この曲が好きです」と言われ、なんだか救われたような思いがしました。人に感想を言ってもらえると嬉しいものなんですね。

世間との関わりを断って、山に籠っている音楽仙人の曲を、世の人たちに聴かせるために始めたマシニマです。「曲が良い」と言われるなんて、こんな嬉しいことはありません。そう言ってもらえたことを、パソコンを持っていない音楽仙人に伝えなくてはならない、と思っています。

動画を見てもらう努力

2010年09月11日 19時12分41秒 | 宣伝
[画像は、lost(in secondlife)http://www.youtube.com/watch?v=OeHKHYDVKhA撮影時]
※より多くの人に自分の動画を見てもらうには?

ここまでの説明を見て頂いたところで、セカンドライフの中での動画撮影→動画投稿サイトへの投稿までが出来るようになりました。完成した作品を発表するとなると、出来るだけ、たくさんの人に見てもらいたいですよね。そのためにはどうしたら良いでしょうか? そのためには、

 ・友達に見てもらう
 ・ブログにYOUTUBEへのリンクを張る
 ・検索にかかるようにする

などが考えられます。完成した作品を、友達に見てもらいましょう。動画をやっていない友達からは「自分もやってみたい!」と言われるでしょう。そしたら、やり方を教えてあげて下さい。動画をきっかけに会話が弾みますし、今以上に良いコミュニケーションがとれそうです。(ちょっとキビシイことも言われるかもしれません。でも、それも今後の作品のためになるはずです。素直に聴いて下さいね)

自分の持っているブログにYOUTUBEへのリンクを張ったり、動画のリンクのブログへの「埋め込み」をやってみましょう。「埋め込み」のやり方は動画投稿サイトのページの「埋め込みのリンク」をコピーしてブログに張り付けるだけです。

最後は「検索にかかるようにする」ことですが、これは皆さん知りたいですよね。これはタイトルの付けかたや、YOUTUBEにアップする時のタグの書き方、説明文の書き方でも、かなり結果が違ってくる気がします。

◆より良い説明文の書き方

説明文は、読んだだけで内容がわかるように書きたいものです。謎を含ませたからといって、見てもらえるわけではありません。また検索されて見に来られる場合、どうせなら検索の上位に挙がった方がいいと思いますよね。そのために効果的なこととは……

 ・検索してもらいたい単語のタグを付ける
 ・紹介する文に検索してもらいたい単語を埋め込む
 ・タイトルに検索してもらいたい単語を埋め込む

これだけでも効果があります。つまり何が「検索してもらいたい単語」なのかということを知る必要があります。

例えばセカンドライフで言うと、「ゲームのセカンドライフ」というのは、一般の人に知名度が高いものだとは思いません。「高齢者の第二の人生」という意味で使われることが多いと思います。このことは自分自身も、よく検証しなくてはいけませんが、「マシニマ」という言葉も、自分はタグに入れていますが、一般の人には馴染みの薄い言葉なんだと思います。今だと、アバター/ 3D / 仮想空間、なんてどうですかね?

どういう単語で、自分の動画が検索されているのかを検証することも重要です。「インサイト」の「発見」のところをよくチェックしてみてください。検索とは不思議なもので、自分が意図したものとは違う単語で検索されることがあります。そしたら、その方が適切な言葉かも知れませんので、説明文を変えてみるのも良いかも。

※追加※このようなこともやってみると良いかも?
 
 ・説明文に、関連するサイトのURLを入れる (これは「あざとい」かな? と思っていましたが、ここのURLから結構、サイトを見に来てくれます)
 ・動画紹介画面に「女性の顔」があるとクリック率が上がる(と、言われます……)