おそらく日本人的おなかだと5人前くらいの量だったであろうパエリャ。
それを2人でほぼ完食したあとは,もう何もしゃべれない,考えられない,「おなかいっぱい」しか言葉が出てこない( ^∀^)。
少しの街歩きのあと,移動することにしました。
ロラちゃんおすすめの場所 Albufera : アルブフェラ。
「純粋バレンシア自然体験」ができるらしい。
市内からノロノロバスにて南下すること10km。
夕日が綺麗だとのことでちょうど良い。
アルブフェラまでの道。
水田が広がります。
日本の田園風景みたいだ。
40分ほど乗ったバスを降りると,すぐそこにボートが。
どこへ行くのか行き先わからず。
でもとりあえず楽しそうなのでなんだかわからないままに乗ってみました。
そのボートツアーが実に良かった。
小説「ザリガニの鳴くところ」の湿地帯を連想させるような場所です。
ヨシだかアシだかガマノホだかが群生する緑の中をおじさんの操縦するボートがポテポテポテポテゆ〜っくり走る。
聞こえるのはボートのポテポテモーター音と,鴨やカモメその他いっぱいの鳥の声,それに波の音のみ。
これは究極の自然瞑想ですぞ。
とはいえ若者にはこういう自然系マインドフルネスはつまらないのか?
爆睡^_^。
で。
45分くらいかけてどこへ行くのかと思えば,最後は結局もとの場所に戻ってきました。
船着場で船を降りたときは20時くらい。
そこからです。
日没までにはあと1時間半ほど。
この日の日の入り21時半。
あっら〜,そういや夏至だもんね(夏至6月20日)。
どうする?
「今の夕日でも十分。めちゃ綺麗で堪能したよ,さ,もう戻ろうかいね?」←ワタシ
実は,この時点ですこーしお腹が空き始めてきていたワタシ(^ ^)。
この界隈,見渡す限りお店の類一切なしなんです。
どおりで。
夕日を見るためにぞくぞく集まってくるみなさん,食べ物飲み物持参なわけだ。
「うん,やっぱり帰ろ。ついにお腹減ってきてん」というワタシにオットくんは
「ここで帰ったら絶対もったいない。なんのために来たんだか。日没までねばるぞ」やけに気合いいっぱいです。
ということで1時間半。
大自然のなか何もすることがないので,またまた瞑想したりなんかしつつ,ひたすらに沈みゆく太陽を見続けました。
こんな風に太陽を背に記念撮影も🎵
その甲斐あってか。
日没フィナーレは空腹を忘れるほど最高でした。
ほんにキレイや〜。
グゥ〜….
でもやっぱりお腹減った〜(笑)。
そんなとき。
パエリャ店で食べ切れずに持ち帰ったナッツがカバンにあることに気づく!
そのナッツの美味しかったこと。
夕日見ながらぽりぽりポリポリ。
いいな。
この沈みゆく太陽は,このあとすぐ日本で昇るんだ。
2024年夏至の1日前。
腹ペコ日没鑑賞。
思い出に残る不思議に充実したいい時間でした。