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コンサートではさすがにシューマンとショパンの曲が多いですね。
かく言う私も今年になってどれだけピアノのコンサートに出向いているでしょうか。昨年までは極力避けていたので・・・。
でも今年はサプライズコンサートでもべーゼンドルファーのピアノのコンサートをするし…と云う事で一気にピアノのコンサートを聴きに行く機会が増えています。
先日もヨッフェ、デームスと続き、今日はダニェル・ヴヌコフスキでした。
本日は東京芸術大学内の奏楽童でのコンサートでした。
実はポーランドよりショパン生誕200年を記念して、芸大にショパンの胸像がプレゼントされたのです。今日はその除幕式と記念のピアノリサイタルだったのです。
私は我が家にホームスティしていたポーランド人の娘が、ポーランド大使館よりご招待券を頂き、誘ってくれたので行ってきました。
除幕式にも参加させて頂き、ベートーベンの隣に並んだ真新しいショパンと一緒にしっかり写真も取って参りました。
思いもよらず、こんな機会に参加できて本当に素敵な事でした。
この前の3月に8チェロのコンサートをしたのは古い木造の元奏楽堂。 今日はコンクリートの立派な新しい方の奏楽堂で演奏を聞きました。もの凄く素晴らしいコンサートホールです。素敵なホールでいいなぁ~と思いました。
その素敵なホールで弾くダニエルさんのピアノもすごく良かったです。拍手が鳴りやまなかったです。さすがに芸大が呼んで来るだけあって、若いけど素晴らしい弾き手でした。
思わぬところで除幕式に参加させて頂き、素敵なコンサートにも良いお席を頂き感謝です。
ありがとうございました!!
そうそう、16日までと言うので、先週は慌てて、映画「ショパン」も観て参りました。
あ~やっぱり今年はショパンづくしだわ!
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奇跡的に生き抜いたユダヤ人ピアニストの実話に基づく映画です。
ポーランドはユダヤ人に寛容な政策を取っていたので、第二次大戦の時にはワルシャワに
36万人のユダヤ人が存在。そして狭いゲットーに送られ、私達がよく知る歴史の通り、多くのユダヤ人の命が絶たれる訳ですが、ドイツ軍が去った時、ワルシャワで生き残ったユダヤ人は20人と云われており、奇跡のピアニスト・シュピルマンがその一人でした。
この映画を非常に印象づけている事柄の一つがドイツ軍のホーゼンフェルト大尉が、逃亡中のシュピルマンを助けるというシーン。
シュピルマンがピアニストの証明に弾く曲が「ノクターン嬰ハ短調」
そして更に印象を強くしたシーンが
多分、ホーゼンフェルト大尉が弾いていたと
思われる調べ・・・ベートーヴェンの
「月光ソナタ」だったのです。
映画の中で音楽が民族性を帯び、素晴らしい表現だったと感動しました。
大尉はその他にも多くのユダヤ人・ポーランド人を救うのですが彼も又、ソ連の戦犯収容所で亡くなってしまいます。
あの時代にユダヤ人をドイツ人が救うという事は大変な事でありました。
「狂気の時代の勇気」というものを深く心に
留めたノクターンでした。
コメントありがとうございます。映画に詳しいのですね。
私も「戦上のピアニスト」を観て衝撃的だったのが思いだされました。
先日観た映画「ショパン」では「11月蜂起」の前にショパンを生き残らせる為にワルシャワから追い出す背景が出てきて、後に蜂起を知ったショパンが祖国を思って弾く様子が表されていました。
歴史的背景を知って聞くと、「ああこの曲はショパンのこんな思いが入っているのだな」といつもとは違った聴き方が出来ました。
私どものコンサートでも、曲の間に少しその曲の説明やエピソートをMCとして入れるようにすると皆さまに喜ばれるのも同じ理由でしょう。
この映画で使われた曲もこうしてご説明を受けると、また思いは格別のものとして「ノクターン」や「月光」を聴く事ができますね。
とてもありがたいです。
どうもありがとうございます。