2019年3月11日 大荒れの嵐の中で つぼみを開いたばかりの桜
【素敵な私になるために】
8年前の今日は、末娘の高校の卒業式だった。
式を終えて、ママ友とお昼を食べて帰宅の電車を降りたところで、プラットホームの電灯が右に左に大揺れていた。
《あれ?地震かしら?》と思っていたら、全員駅舎から外に出された。街はビルから出てきた人で溢れていた。
《この分なら電車はしばらくは動かないだろう》と思い、喫茶店に入りケーキを食していたら、2度目の大きな揺れが。
その後、お客は全員ビルから出された。
街に出たが、先ほどと変わって、そこはゴーストタウン。誰もいない!電気もついていない!
《あれ? みんなどこへ?》
仕方なく、駅に向かうと地下街は人でいっぱい。みんな座り込んでいる。 携帯は家族の誰とも連絡がつかない。
私は式服でハイヒールの恰好をしている。座りたくても地面に座れない。
夜遅く、家族と連絡がつき、車で合流して家に帰りつくことができたが、信号も家も停電だった。
都会では帰宅難民が沢山いたし、その後もずっと停電や強制停電もあった。
しかし、東北の被害に合われた方たちに比べたら、こんなことは吹けば飛ぶような出来事だった。
その後、東北で大変のことが起こったことを知る。
あれから8年。
この地震で知り合った福島の友人たちとは、今も友情が続いている。
私も含め、みんな、色々あった。
でも、みんな生きている。ありがたい事だと思う。
その人の背負った苦しみ、哀しみを共有することは出来ないかもしれない。
しかし、そっとそばに寄り添うことはできる。
そして、助けを求めた時には、いつでも手を差し伸べることが出来るようでありたい。
【素敵な私になるために】
私の存在で癒される人が、一人でもいたら、嬉しい。
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