2010年7月 ケマル・ゲキチ氏との初めての出会い
ずっと以前にゲキチ氏が名古屋公演をした際、名古屋に住む友人のお譲さんが、ピアノの先生より「絶対に聴いた方が良いコンサートだから」と勧められたのが、このゲキチ氏のコンサートだったとか。
私がその話を聞いた時、まさにゲキチ氏は来日していて、その日がある大学でのコンサートでした。私はすぐさま予定を変更、コンサートに出向きました。
衝撃的な印象を受けました。
ピアノの演奏を聴いていて、絵本のように絵とストーリーを感じたは初めての経験でした。
それから私はゲキチ氏の大ファン。 このブログでもご紹介いたしました。(2010年7月2日)
この春に来日された際も楽屋をお尋ねして、プロアルテムジケのKさんが私の事を「彼女は以前にもご紹介したわよね」と言われると、「もちろん、覚えていますよ」と。
それだけでも私としては嬉しいのに、骨折して包帯を巻いていた私の腕を見て、「どうしたの?」と心配して下さいました。
骨折のお陰で人より少し長くお話でき、ラッキー!
秋のコンサートは楽しみにしておりますと伝えて、その場を去りました。
ケマル・ゲキチ 「驚くべき超絶技巧、未知なる世界へと聴衆を誘い虜にする光輝く鬼才!」 とタイトルされる、世界的なピアニスト
彼は1985年のショパンコンクールで一大センセーションを巻き起こした人物です。
自由奔放な演奏と個性的な解釈により聴衆を圧倒するも、審査員の評価が分かれ、最終選考には残ることができませんでした。
しかし、その時のショパンコンクールの録音CDはドイツでは6万枚、日本でも8万枚の売り上げをあげ、同年、同じホールで同じオーケストラで彼の為のコンサートが開かれ、聴衆を魅了したということです。
長い髪をポニーテールにした独特の雰囲気。 とても穏やかで優しい方です。
ゲキチ氏をインタビューされた方のブログを見つけました。お読みいただくともっと良くゲキチ氏が分かることと思いますのでご紹介致します。
さて、この一度聴かれたら絶対忘れないであろうピアニスト、ケマル・ゲキチ、9月末に来日し、コンサートが開かれます。
それも、なんと、今回は私どもエンジョイコンサートがベースにしておりました会館、八王子市南大沢文化会館大ホールでの演奏会も行われるとのこと!(2011年9月25日)
いや~私としては大感激でした。 「ゲキチが南大沢にやって来る!」と。
ローカルな場所です。だからこそ、ぜひ、この地域の方には聴いて頂きたい。
1つの興業が成功すれば、また同じように世界的な演奏家を今後も呼ばれることでしょう。地域発展の為にも、是非、今回の八王子市南大沢文化会館のコンサート、成功させたいものです。
5年前はとてもとても、クラシックのこのような世界的なアーティストを呼んでコンサートをするなど、地域性から不可能に近かったホールです。
さてさて、ゲキチ氏のプロアルテムジケでのコンサートももちろん、あります!
2011年10月4日(火) 東京文化会館小ホール(すでに発売中) 19:00~ 詳しくはこちら
プロアルテムジケでは今年、ピアニストシリーズを行っております。
10月4日 ケマル・ゲキチ、10月24日 イモージェン・クーパー、 11月9日 ディーナ・ヨッフェ、12月15日 ロヴロ・ポゴレリッチ・・・
どのピアニストも捨てがたいコンサートです!
はい、私もたっぷり楽しませて頂きました。
良かったですよね。
ゲキチ氏は南大沢のピアノも悪くないと仰っていたそうですが、東京文化会館のピアノだとまた違ってくるのかなぁ~と思って聴いておりました。
アンコールの曲は出るのが遅かったのでお知らせしておきますね。
1.リスト 半音階的大ギャロップ
2.リスト ハンガリー狂詩曲No.11
3.リスト 超絶技巧練習曲集からNo.11と12
4.シューベルト&リスト セレナーデ
ホールの割にはお客様が少なく残念でしたが、ゲキチ氏曰く、今日のお客様は音楽を良く分かっていらっしゃる方が多かったと。
演奏中、かなり客席とコンタクトしていましたよね。
と、云う事でした。