ムーミンパパの気まぐれ日記

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お散歩

2005-07-07 | column
 別に健康のためとか、タウン・ウォッチングが好きだからとか、そんな特別の理由は何もないのだが、お散歩が好きである。外回りの時には女子社員からクレームがつくくらい歩くのは早い方なのだが、精神的にはぶらぶら歩きをしている感覚である。

 よく歩くのはやっぱり家の近所なので、1番多いのが上野・アメ横方面、2番目が浅草方面だろうと思う。目的地に早くつかなければいけないのであれば、国道沿いを歩くのがもっとも効率的なのだが、同じ道ばかり歩くのは面白みに欠けるので、適当に気の向くままに角をまがり、あちらこちらをフラフラと歩くことになる。それでも、生まれてこの方ずっと同じところに住んでいるのだから、まったく知らない通りに出るとか、道に迷うとかいったことはない。せいぜいが吉原の○○ランド街に迷い込んでしまい。ちょっと気恥ずかしい思いがするくらいのものである。それにしたって、子供の頃は吉原の真ん中にある公園で遊んだものだし、同級生の家があったりするのだから、別にいけないところを歩いているというような意識はない。もちろん、いつ知り合いに会うとも限らないので、そちら方面のお店に遊びに行くこともない。ともあれ、何となくブラブラしながら2、3時間は歩いたりする。喉が渇けば、目に付いた自動販売機かコンビニでペットボトルのお茶を買って飲みながら歩いているだけだし、時々百円ショップでつまらないものを買ったりもするが、それ以外にはお昼ご飯のおかずを買ったり、アメ横で塩鮭をまとめ買いをするくらいのものなので、無駄なお金を使うこともない。ふらっとレッズのゲームを見に、大阪や神戸まで行ってしまう私にとっては、もっともお金のかからない趣味といえよう。なんとなく街の移り変わりをみたり、頭の中で余計なことを考えたりしながらぶらぶらするのは、楽しいというほどのものではないが、何かから解放された自由な時間を過ごしているようで精神衛生上はいいようである。

 そいういえば、かの大哲学者アリストテレスなどは逍遥学派と言われている。逍遥なんて聞くとちょっと難しそうだが、簡単に言えば「お散歩学派」っていう意味なんだなんて話をどこかで読んだことがある。まあ、私が哲学を語るようになるなんてことは未来永劫ありえないとは思うが、それでもちょっとは頭がよくなるのかもしれない。

 この週末もまた1日はぶらぶらとすることにしよう。たまには雨の中をポンチョでも着て歩くのもいいかもしれないな。

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