ムーミンパパの気まぐれ日記

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不審人物

2008-10-27 | column
 ちょっと前の話になるが、サッカー観戦の帰りに新宿まで足を延ばして一人で飲みに行った。松の屋はいつものように居心地がよく、おいしい日本酒を飲み、ほどよく酔っ払って店を後にした。今日は時間もあるし、ぶらぶらと四谷まで歩いてみるかなと思い、最初の角を曲がったところで、「もしもし」。

 振り返るとそこにはお馴染みの白い自転車に乗ったお巡りさんが二人いる。まあ、この手の職質には何回かあったことがあるので、無駄な抵抗はしないようにしているが、折角のほろ酔い気分が台無しである。ともあれ、バッグの中身を見せてくれないかというので、自転車の荷台の上に載せて開けてあげる。どうせ中身はレプリカユニフォームやタオルマフラーしか入ってないので問題はない。
 が、ここで思い出した。最近は鋏やドライバーなどが揃った小さなアーミーナイフが入っていただけで、銃刀法や軽犯罪法違反容疑で検挙される例が増えているそうなのである。さすがに逮捕勾留されることは少ないようだが、持っていると何かと便利だからというような理由では「正当な理由で携帯」していることにはならないらしい。昨今は訳の分からない無差別殺人なんかも多いから、ある程度は仕方ないにしても、常識的に見て問題がないのに検挙数稼ぎとしか思えないような事例も増えているというのである。酔っ払った頭でそんなことを思い出したら、なんだかムカムカしてくる。二人はいかにもマニュアルどおりといった感じで、一人が当たり障りのない話を私にしている間に、もう一人が懐中電灯でバッグの中を底まで探っている。余りにもしつこくがさがさやっているので、どうして私が職質の対象になったのかと聞いてみると、「いや、バッグが大きかったので。」という訳の分からない理由だった。夜の新宿で大きなデイバッグを持っている人を全部対象にしていたら、さぞかし忙しいことだろうと思う。要するに、怪しいオヤジに見えたということなのだろう。
 ともあれ、爆弾はおろかドライバーの一本も入ってない上に、財布の中身まで見せてあげる協力ぶりなのだから、10分弱ほどでめでたく無罪放免。すいませんでしたの一言もなく二人は去っていったのでした。

 私より怪しそうな人はたくさんいたと思うんだけどなあ・・・

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