陽だまりの中で…

類希なる美しい 鹿踊

母娘温泉旅行 (続編・3)

 

紅葉の下 中尊寺にて 嬉しい出会いがありました

郷土芸能である 鹿踊 (ししおどり)

 

鹿踊は 盆や秋祭りに

神社の境内や民家の庭で踊り

五穀豊穣・念仏供養の祈りが込められております

 

本堂にて お参りをして

参道に戻ると 懐かしいお囃子が聞こえる

 

何んと 偶然にも

鹿踊の踊り手の皆さんが本堂へと向う

懐かし~い…

 

鹿踊の装束で もっとも特徴的とも言える

《サラサ》は 一見すると鹿の角のように思えますが

頭には 立派な2本の角があります

 

《サラサ》は 3メートル以上の竹に障子紙を貼って

御幣(ごへい)に見たてた《サラサ》を 背中に背負います

おそらくは 御幣(神具のひとつで 神の結界を示すもの)を象徴している

 

紅葉した樹木の下

鹿踊の踊り手の後を 私は 再び本堂へと戻る (笑)

 

観光客の皆さんも集まり始めました

 

 

鹿踊には 大きく分けて

(太鼓踊鹿踊)と(幕踊系鹿踊)とに分類されています

故郷では (太鼓踊鹿踊)に属し 身につけた太鼓を打ちならしながら

お囃子に合わせて8~12頭が 1組となり踊ります

 

菊まつりを開催しており 境内には沢山の菊の花

 

装束は 全部で15kgもの重量があり鹿踊が舞われるとき 《サラサ》が

しなやかに 又 時には猛々しく うち振るわれる姿は

鹿の流麗さと躍動を感じます

 

故郷には 勇ましくも美しい踊りがあり日本のみならず世界にも

誇れる郷土芸能の伝承地であり 郷土の遺産です

 

懐かし~い

郷土芸能に ふれあうことが出来ました


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