maidoの”やたけた”(ブログ版)

ジジイの身辺雑記。今日も生きてまっせ!

うま、馬、    

2002-01-02 06:18:50 | 支離滅裂-花鳥風月

馬を初めて近くで見たのは小学校1年生の夏。
先ずそのデッカサに驚いた。思わず後ずさりすると親父に「男が馬ごときを怖がってどないすんねん!」とどやされた。
訳も判らず乗せられて、何を教えてくれるでもなく、手綱を持たされた。

今にして思えば、相当の老馬だったのか、それとも親子の馬か。親父の馬の後を付いて歩く。
しばらくそこいらをウロウロ乗りまわして、今度は「チョコットかかとで馬の腹をけってみぃ。 ほら歩き出したやろ」「どっちかの手綱チョットだけ引いてみ、ほ~ら曲がった。 急にしたらあかんぞ!落ちたら踏まれて死ぬかも知れん。」
子供が生まれて初めて馬に乗る時は、普通誰かが馬を押さえるか、手綱持ってるで。こんな大胆なことするか?

それでも、半日乗ってると、そこそこ思うところに行けるようになった。
「走らすのんは、覚えんでもええ、馬は賢こうて、臆病やから逃げなあかんときは、勝手に走ってくれる。落ちんようにしがみついてて、適当なとこで止めれたらエエねん。」アバウトにも程がある。
鐙に足が届かんから裸馬状態。1日乗ってたら、何とか馬さんが思う通りに動くようになった。
「そこの畑、1周してこい。よし!これで馬に乗れるようになった。よ~う覚えときや。」

お尻は痺れて感覚無し、翌日見事に真っ青に痣になっておりました。
馬に乗れます言うてもこの程度では飯の種にはならん。
ど~言う将来を考えて子供に馬の乗り方教えたんか、未だに謎。
一体あの馬、何処から借りて来たんやろう?
なんぼ九州のド田舎でも、今は公道で馬に乗ってたら怒られるんちゃうやろか。
第一、馬がそこらに居らん。

20才の時にアメリカの牧場で短期間アルバイトをしたんですが、馬とすぐ仲良くなれたんはこの時のお陰かな。 (このお話は何れ再録する心算です。)
ほんで、今でも馬が好き。けど競馬はキライ。

2002/01/02



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