2012/08/18

今年の残暑は厳しそう、8月一杯は猛暑日が続く可能性が高い、という当たらんでもエエ予報が的中したねぇ。
ツクツクボウシも数回声を聴いただけで、その後は呆れかえったか黙(ダ)んまりを決め込んでますがな。
一寸でも涼しい朝の内に買い物に行こうと思ったら、早くも朝8時台には気温30℃を突破して真夏日確定でっせ。

本日のお目当てはキャベツ1玉＠78、直売ならイザ知らず、梱包輸送、流通各段階での利益を引いたら何ぼ残るんやろ。
幾ら大量に捌くとはいえ末端価格で是やもんね、暑い最中畑で収穫して生産農家はセイが無いやろうなぁ。
安いのは有難いけど、作り手が嫌気さしてしまわんように考えんと、生産せんようになってからでは遅いんちゃう？

さて、本日カミさんは月一の難波久左衛門町にお出掛け、例によって梅田まで一緒に行き、私はお散歩。
夕方、久左衛門町で待ち合わせて夕食に行く予定ですねん。
暑い盛りに1時間半ほど、さて何処をほっつき歩こうか？と思案しつつそろそろ出かけますわ。

と用意してると、稲妻ピッカピカ大粒の雨がバタバタ落ち出し、様子を見てる内にどんどん雨脚が激しくなりましてね。
約束の時間が有るよって、そう何時までも様子を見てられんので、オーバーズボンに身を固めて出発。
防備充分やよって、中は濡れんかったけど、なんとまぁ駅までの200m足らずでオーバーズボンはビシャビシャ。

駅に着いてホームに上がったら風と雨飛沫でとてもやないけど居られる状況や無いんですわ。
仕様が無いよって雨飛沫が届かん所で待機する事にしたんですが、階段の途中では駄目で結局改札階まで下りましてん。
そやけど、若者ならイザ知らず、電車が来てから階段を駆け上がったんでは到底間に合わんし下手すりゃコケるがな。

頃を見てホームに上がってんと乗り遅れるし、というてる内に時間が迫り、エイッとホームに上がったんですわ。
一応屋根は有るんやけど何しろ高架で風が強いよって、上下左右から天飛沫が襲い掛かってワヤ苦茶です。
やってきた電車に飛び込んでホッとして窓外を見ると、見事な稲妻が走り遠くは雨に煙って全く見えず。

さて、こんな状態ではお散歩は望み薄やなぁ、と思いながら梅田に近付くと少しはマシになったみたい。
もしアカン場合は途中で地下鉄に乗る気でカミさんと別れ、アーケードの下を歩き露天神まで行くと小降りになってました。
梅新歩道橋の上で暫し稲妻見物、その後は降り方に波は有ったけど、それも淀屋橋辺りでは小雨になってくれました。

ごりょうさん(御霊神社)へ寄ろうと御堂筋から平野町通りを西へ曲がったら、歩道に人が出て忙しそうにしてはるんです。
一体何事？と思ったら、激烈な雨降りで排水が追い付かんかったのか、道路が冠水して店舗に水が上がったんやて！
ほんの先刻やっと引いたとこやそうな、何と、船場の鎮守ごりょうさんのお膝元で浸水騒ぎとはねぇ。
坐摩神社へ向かう途中でも、其処此処でモップやスクイーザーで屋内から水を掃き出し、酷い所は水中ポンプ使こてましたわ。
ほんで、今日のお散歩のお目当てザマさん(坐摩神社＝イカスリジンジャ)のサギソウですけどね。
ザマさんでサギソウが咲き出した、と小耳に挟んで、ありゃりゃ、あれが咲くのは7月中頃やったん違ごかたいな？
品種が違う新顔か、どないやろ？と確かめるにもそのニュースソースが至ってあやふや、我目で見に行ったんですわ。

小雨の中で境内に人影は無く、拝殿前に並んでるサギソウを眺めてたら丁度神職が来られましてん。
「是は盆過ぎに咲く新しい晩生の品種ですやろか？」と聞けば「いや今年は何でか開花が遅れてますんです。」やて。
そうやろうなぁ、それなら縦横斜めから念入りに眺めて普通のサギソウとの違いが判らんかったのも無理ないね。

折角やから一つ写真をと思えど、薄暗い曇天で光量不足絞り5.6、シャッター速度1/8がやっとこせくらい。
せめて絞りは8くらいにしたいからISOを1600に上げてそれでもシャッター速度1/16～1/32、是は辛いなぁ・・・。
こんな条件で近接撮影したら手ブレ必至やのに、風で花が揺れてますねん、こうなりゃ闇夜に鉄砲、数撃ちゃ中るですわ。

サギソウを相手にしてたらドッと疲れたんで、帰り際に向いの南御堂西南隅、穴門が在ったと思しい辺りを撮って難波へ。
相変わらず小雨と霧雨の繰り返しの間に時々本気で降ったり、何処か遠くでゴロゴロと雷も残ってましたねぇ。
カミさんと待ち合わせて、今日の夕食は難波本通の自由軒、カミさんオムライス、私は織田作になったつもりでカレー大。
織田作は「夫婦善哉」の原作者織田作之助の略、此処のカレーがお気に入りで毎日のように通ってたそうです。

夕食後はデザートに千日前の31(サーティワン)でアイスクリームを舐めて、満腹かつ満足して帰宅。
雨中のお散歩が効いたらしく、シャワーを浴びて即バッタリ眠りました。