やや矢野屋の棚上げ棚卸し

アニメの感想と二次創作小説・イラスト掲載のブログ
「宇宙戦艦ヤマト」がメイン 他に「マイマイ新子と千年の魔法」など

「さよならは言わないよ」「俺もだ」

2009年11月01日 14時53分00秒 | 宇宙戦艦ヤマト
タイトルの台詞は「宇宙戦艦ヤマト」第一作18話「浮かぶ要塞島!たった二人の決死隊!!」より。
本編ではロングのカットだったので、真田さんの表情を想像して描いてみた。



もし「あなたの人格形成に大きな影響を与えられたテレビ番組は?」と尋ねられたら、迷うことなく「ウルトラマン」の「故郷は地球」(元は地球人の宇宙飛行士だった怪獣・ジャミラが出てくる話)と、この「浮かぶ要塞島」を挙げることだろう。

心に秘めた想い、深い悔恨、過去の傷、年下の青年への思いやり、勝利への執念……
過ぎ去った出来事や辛い経験に心を束縛されながら、それでも前に向かって歩いていける強さ。
自分なりの倫理や行動原理を持ち、負わなければならない重荷は積極的に負うという覚悟。
未見の方がいらっしゃったら、是非ご覧になることをお勧めしたい。
「大人の男」のかっこよさが、余すところなく表現されている。
沖田艦長や徳川機関長については、各話で少しずつ描写が深められていたが 真田さんに関してはほぼこの一話のみでキャラクターが掘り下げられたため、受けた衝撃も格別だった。
その後も第一作シリーズの中では特段に心理描写がされることもなく、古代守との同期設定がイスカンダル到着の25話で触れられるくらいである。
(25話は18話と同じく山本暎一氏の脚本なので、この設定を忘れずに挿入してくれたのではないだろうか。別の脚本家だったらオミットされてたんじゃないかという気がする)
だが、このエピソードは「さらば宇宙戦艦ヤマト」や「宇宙戦艦ヤマト2」といった続編へと受け継がれていき、キャラクターの人間関係やドラマに大きな深みを与えることになる。
第一作シリーズを「奇跡の作品」たらしめた、珠玉のエピソードであるといえよう。



「あの炎の中で真田さんを見た時、『兄もどこかで生きてるんじゃないかな』、って……ふと、そんな気がしましたよ」(古代進)


余談。
(一応ネタバレ防止のため略)後、宇宙服の気密がどうなっていたのかは考えない方向で。
時間の都合で省略されているけど、きっと何か手だてをとっているんだよ!


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