保健室と言えばベッドの脇にはカーテンというイメージだけど、ここには有りませんでした。
僕の行ってた中学の保健室には綺麗で人気の先生がいて、休み時間には女子は相談事に、男子はそれなりにカラカイに行ってたが、僕は大学出たての担任の先生が好きだった。背筋がピンと伸びていて、何よりも目が光り輝いて見えた。丁度僕が鬱病と診断される1年程前の事。長い時には1ヶ月程微熱が続いたりして『こりゃ親父と同じ癌か?』と思って行った病院でひ久しぶりにその先生に偶然会った。酷く年老いて目の光りは無くなっていて、何だか気まずい感じがしたので少し挨拶をして直ぐに病院をでた。今、先生がどうしてるのか。知る方法が無い。
今日は良い天気だったがやっぱり出られず。止せば良いのにEテレの「ハートネットTV」でがん患者の終末期の過ごし方みたいなのを見て、また色んな事や人を思い出して脳味噌グルグル。特に今でも後悔しているのは今年無くなった友達の妹の事。癌は治る方向なのだと思っていたが、家を出ないと聞いていたので、何度か食事に誘ったが叶わなかった。恋心は無かったが、お墓の前を通る度、営業マンの癖に何で察してやれなかったか、強引にでも誘ってやれなかったか、今もそう思ってしまいます。
佐野元春 Christmas Time In Blue 聖なる夜に口笛吹いて