足立幸子さんと母が出会い、“Sachi”デザインの日常生活品を協力して、生み出させていただくことからWH-TERAははじまりました。
マグカップ、Tシャツ、ミニタオルハンカチ、丼、様々な製品をつくり、販売しておりましたが、その最後の製品がシーツでした。
“すべての細胞が正常になり、心身ともに調和がとれて安らぐ”、
そのプログラムで描いたアートをベースに、お兄様育朗氏の中性子、陽子、電子の形態を薄くプリントした生地が完成しました。
その製品が後にも先にもない、幸子さんと育朗さんのコラボデザインの製品となりました。
生地の原反をつくり、様々な大きさ用途のシーツ、タオルもそのアートでつくりました。
シーツ、タオルは既に完売して長いのですが、原反からシーツをとった余り、幅30㎝弱でぐるぐる巻いている端生地が、ずっと段ボールの中に眠っていました。
それを長年知っていつつ、どうすることもできずに放っていた状態でした。
自分の仕事を若干整理したこともきっかけで、その後の棚卸の際に“どうかしなきゃ、”と、軽い気持ちが芽生えました。
たまたま、何かの際に「洋裁をしています。何かあれば、、」みたいなことをUさんから聞いていたのを思い出し、ものを片付けられれば、って感じのノリで“何か作らないかな?送ってもいいですか?”的な感じで連絡してみました。
Uさん、「送ってください!」と。
私は全部送ってしまおうかな、と思っていたのですが、なんとなくそのまますぐに送らず、その2,3日後のDEVIK研究会を迎えました。
主催の神戸さんが来られた際に、「Uさん、知ってますか?」と何気に聞いたところ、
「知ってるも何も、埼玉のD研に来てるよ!」と。そしてこないだ来た時に、自分が作ったものを持ってきていたから聞いてみたんだ、と。「Uさんはそれを趣味でやりたいのか、ほんとに本気でFALFを生み出す覚悟でアートとして取り組みたいのか?、それによってまったく変わってくる。」と。それに対し、Uさんはその場では「やります!」と答えたそうなのですが、研究会終わった後に連絡があり、「、、あの時は勢いで言ってしまったけど、もう少し考えたい」と言われた、と教えてくれました。
それは、私自身にもヒントになり、“そうか、、この布を生かさないと。。そして、ほんとに送るんであれば、それがアートとして役割のできる形に学びあいながら取り組もう”、と観じたきっかけになりました。
少しして、その布の束の一部をUさんに送らせていただきました。
とりあえず、“布を観じてみてください”と。
Uさん、もともと洋裁をする方だから、受け取った時に、この布の幅だから、というところから入って、これもできる、あれもできる、これはどうかしら、、というやり取りが始まりました。
ただ、なんだか、形が先走ってる感じがする、、そう観じていて、
とりあえず、その布を観じてみるところからはじめよう、と話になりました。
ちょん切ってくれていいから、その布から何を観じるか、まとってみたり、当ててみたりしながらかんじたことをシェアしてゆこう、と。
最初はUさんと、からはじまったことでしたが、“私も”と、手を挙げてくれたNさんともシェアがはじまりました。
肩にふんわりかける人、お腹にのっけたり腰に巻いたり、頭に巻いたり、、
みんなそれぞれ、自分のBodyのつかれているところに自然に巻きたくなるんだな、という体験や、生地の表を上に羽織る感じと裏向きを羽織る感じとで観じ方、まったく違うな、とか、おもしろい体験をたくさんさせていただきました。
Body用の手当て布とか、いろいろなアイディアのある中、足立所長にも確認させていただき、マスク、という方向で第一弾、動き始めました。
私は全く洋裁なんてとんちんかんなので、Uさん、Nさんに観じるままに作ってみてほしい、と丸投げし、始まりました。
Uさんはきちっとした婦人服などの洋裁をされていた経験もあり、マスクもきちん、としたものをいろいろ工夫してつくってくれて、送ってきてくれました。
NさんはまたNさんなりに観じて、送ってきてくれました。
最初はすべて真ん中の縦ラインに縫い目のあるタイプのものだったのですが、個人的に、、市販の不織布のプリーツタイプのもののほうが好きだった私は、Nさんに、どうしてもそれが味わってみたいから作ってほしい、とお願いしました。お願いしたのが多分金曜の朝。
そして、次の日土曜日の研究会に間に合わせる形でNさんは速攻つくって持ってきてくれました(、、ありがたい!)
それをつけてみたら“ぜんぜん楽!気持ちいい!”、少しハリもある生地だから、ちゃんとプリーツと顔との間に空洞が生まれてすごく楽だったのです。
そして、“この方向で行こう!”と決まり、それを所長に送らせていただきました。
とてもよい状態ではあったのですが、マスクのサイドのゴム通しの部分の生地がストレッチがきいている生地のほうが肌あたりがよいのでは、ということと、ゴムの種類、というアドバイスをいただきました。
その後、岡山の小さな布屋さんに行きました。
選ぶ余地もさほどない感じでしたが、この中だと“これしかない!”という布、そしてレジ前にひとつだけ置いてあったマスク用ゴムを買って帰りました。
それでまた早速Nさんにお願いし、マスク、つくってもらいました。
いろいろなことをシェアしあいながらNさんも本気で取り組んでくれていました。
一点の曇りもなく、本来の方向に生み出させていただく、その決心は寝ても覚めても深い覚悟としてもちつづけてくれていました。
その決心に裏打ちされるように、とても心地よくかんじられるマスクが完成しました。
本来の呼吸を妨げない、入ってくる空気、出ていく空気を蘇生化してくれるようなマスク。
ここに至るまでには携わった人、都度都度、自ら決心して取り組んできたその中で自分が観じ、体験し味わったこと、言葉では言い切れない学びがたくさんありました。
Nさんも布に出会った時期と、“自分も何か社会参加したい!”、とかんじていたタイミングとも被っていたのですが、やったから、決心したから、その過程で自分の決心ベースで味わった貴重な体験、とよく話しています。
結局は決心なんだな、と。
その後、Uさん、Kさんにも協力していただき、マスク作りはさせていただいています。
Uさん、最初「自分に生み出せるだろうか、、?」との気持ちが少しあったそうです。
最初はそのマスクをつくるのにすごく時間を要した、と。
その時に、“でもやるしかない!”と決心を括りなおしたそうです。
それから何枚か作った後に、突然にスムースに軽く、ミシンさんと一体化した観じを味わい
楽にできた、って体験をシェアしてくれました。
できるだろうか、といった不安があるとき、そこにはそれを補おうとしてか、顕在意識が入る。どうにかつじつまを合わそう、としてみたり、取り繕ったり。
でも、そこを振り切って自分のエネルギーをすべて集中して取り組む、って決めてやれば、また違う感覚で集中して取り組める。
やった人にしかわからないし、味わえないけれど、
それは自分にしかできない。
自分で決心しただけのことをちゃんと味わう。
決心はその決心の深さだけ、時空に届く。
それが甘いと甘い分届く。
段々深い決心ができるようになると、その分届く。サポートも入る。
そのサポートが受け取れたら、自分自身が自らの決心を信頼することも自然にできる。
時空への信頼も増す。
ほんとはそんな単純なことなんだろうな、と思う。
その時にできる最大の決心をしつづけるしか、ひとりひとり、ない。
そして学ぼう、と思っただけ、その決心を通じ、学べる。
Kさんも、とっても重要なタイミングでKさんにしかできない角度から大切な気付きをくれました。
一緒にとりくんでくださってる人たちとともに出来上がったマスク。
ありがたい体験と感謝がいっぱい詰まってます。
届いた方に味わっていただけたらありがたいです♪
Nさん、Uさん、Kさん、ありがとう♡
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