かつては本州全域で採集記録のあったチョウですが、最近では、山口県と九州の一部でしかみられません。近年最も減ったチョウの一種です。人が管理し、山焼きなどがおこなわれる大規模草原でしか生きていけないことが減少の一因と言われています。で、今気づいたのですが、私が持っているチョウの図鑑※の生態写真では京都で撮影されています。1980年発刊の図鑑なのですが、私が昆虫採集をしていたころはまだ現在のような危機的状況になっていなかったんですね。ゴマシジミやヒョウモンモドキも激減していますが、なんとか保護活動がうまくいってほしいです。山口県に遠征して会えたときはうれしかったです。
★人生初見:2016年7月
2024.6.29 熊本県
たくさんいてびっくりでした😮
2016.7.2 山口県
2016.7.1 山口県
年1回6月より発生、盛夏は姿を見せないが、9月まで見られる。越冬は幼虫。食草は各種スミレ類
[蝶149、タテハ38] 絶滅危惧IA類
※原色 蝶 渡辺康之 小田島譲 著 家の光協会 発行(1980)
・大きな豹紋つながりは:オオウラギンスジヒョウモン
・前回のタテハチョウ紹介は:イワサキタテハモドキ
・前回のチョウ紹介は:クモマツマキチョウ
・初遠征の様子は:山口遠征