ヒョウモンモドキは、ツシマウラボシシジミ、オオウラギンヒョウモン、ウスイロヒョウモンモドキと並んで、その絶滅がもっとも心配されている蝶です。生息地は保護が強化されており、立入禁止のところが多く近づけないので、公園で飼育されている個体を見に行くことにしました。ハウス内には沢山の成虫が飛んでおり、裏面の独特な模様がとても綺麗でした。ハウスの外から撮影したため綺麗に色が出ていませんが、この目で貴重な個体群を見れてまずは満足です。
★人生初見:2017年6月(飼育個体)
2017.6.11 世羅町
飼育ハウス内の個体を外から撮影
ちょうど一週間前に観察会があり、ハウス内で撮影できる機会があったようで、その情報をつかんでいなくてちょっと残念でした。外からしか写せませんでしたので、写真のコントラストを調整してみましたが、なかなか自然な色にはなりませんね。次は観察会などの機会を狙って、直接撮影したいと思います。そうそう、雌が沢山卵を産むためには吸蜜が重要な鍵になるそうで、この種が大好きなアザミがハウス内に沢山配置してありました。このアザミを切らさないために公園の管理事務所にはアザミを寄付できる場所があって沢山のアザミが持ち込まれているんです。地元にこの蝶を守ろうという意識が根付いているのが分かります。素晴らしいです。
参考:山の日のヒョウモンモドキ観察会 20170604
年1回6月より発生。越冬は幼虫。食草はキク科のタムラソウ、キセルアザミなど
[蝶159、タテハ39] 絶滅危惧IA類
・近縁種紹介:コヒョウモンモドキ
・前回のタテハチョウ紹介は:オオウラギンヒョウモン
・前回のチョウ紹介は:キマダラモドキ
・本種が話題になったイベントは:第18回 チョウ類の保全を考える集い
・2017初見(飼育個体)の様子は:岡山&広島遠征
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