N ’ DA ”

なかなか勝てない馬がいる。今日もその馬が走る。
がんばれ、と声が出る。
まなざしは、ゴールの先を見つめている。

大谷翔平

2021年11月17日 17時35分42秒 | 大谷翔平
開口一番「まさにアンビリーバブル」とコメント。

「彼はたぶん人間じゃない。モンスターか人造人間のような能力。コンピューターチップが入っている」などと表現し「最高のコンピューターがあるとする。これで完璧な選手を作ろう。完璧な肉体、完璧な精神、すべて完璧な選手。それが彼だ」

マリナーズ本拠地で史上最速弾となる打球速度116.5マイル(約187.5キロ)でスタンドに突き刺す一発となった。

「とてつもないシーズンを送っている。
我々は間違いを犯し、彼にはその代償を払わされた」

敵もファンも味方も唖然… 
頭抱えたアップトンは「完璧な反応」

衝撃141m弾に同僚アプトンは頭抱える

「あの階の通路まで飛ばした選手を見たことがあるのかどうか、私にはわかりません。インクレディブルです」

「球場内は『MVP』の大合唱です。
(MVPに)ならないわけがないですよね」

「32号…オールスター休暇にも入っていないのに。私たちはショウヘイ・オオタニから非常にスペシャルなものを目撃している」

「オオタニは相変わらず凄まじい。32ホームラン。非現実的だ」と投稿。ここ10試合で8本塁打と、アーチを量産し続けている大谷に驚きを隠せなかった。

「大リーグでは私も長距離打者とは呼ばれたことはありましたが、彼こそが真の長距離打者だと感じます。また、大谷選手は素晴らしいピッチャーです。大リーグの常識を変えた唯一無二の存在です。今後もファンの方々や少年たちの夢を背負い、シーズンを乗り切って欲しいと思います。楽しみにしています」

昨日の「天声人語」より

▼毎日のようにテレビで活躍を見ることができるのは、連載の野球マンガを読む楽しみに似る。チームがさほど強くないのもマンガならば重要な要素か。一人ひとりが自分のチームメイトのような錯覚すら覚える▼

ルールブックにはどこにも書いていないが、大リーグには長く守られてきた暗黙の決まりがあるという。例えばホームランを打った後、派手なパフォーマンスをしてはいけない

ファン向けには「2つのチームがある地域では、そのどちらかしか応援できない」なども

昨日の「天声人語」より

9打席弱に1本塁打している異常さ

もし、今季の大谷翔平が60本を打てば薬物使用禁止キャンペーンが行われた2008年以降で、初めて60本を打った選手ということになる。

「フライボール革命」
これは「本塁打を打つ選手が増えた」という革命
トップクラスの選手の本塁打数が激増しているわけではない。

チーム全体で流行しているのが、
明治のグミキャンディー「ポイフル(Poifull)」です。

日本のお菓子はおいしくて有名なので、何人かの選手から「試合中につまめるお菓子を持ってきて」と言われ、翔平がサポート契約を結ぶ明治の担当者の方に頼んで大量に送ってもらったことが始まりです。

「これで31号。ボールは粉砕されました! センターの丘(バックスクリーン奥の傾斜地)のはるか上です!」

これぞ『getting every stich of it(完璧に捉える)』
という一打でした」と感嘆。

「多くの人々はこのために球場に足を運んでいるんです。現在、野球界で最高の選手を見るためにね」

■打球速度×打球角度が重要!?

 「打球速度」=「強打者」の図式は確かなものだ。だが、打球速度が速ければ、必ず良い結果(本塁打)を生むという訳ではない。

ここで重要となってくるのが、
「Launch Angle」(打球角度)である。
打球が上がらなければ、どれだけ打球速度が速くても単打にならない。

ネット上では
「ホームランさえ打てばいいと思っている男」
の声も上がっている。

【MLB】7戦7発の大谷翔平に米記者はスマホ新機能を熱望「彼が打席に立つ時に通知機能が必要」

「オオタニが打席に立つ時の通知機能が必要」

とツイートし、
打てば本塁打の大谷のためにスマホ新機能を求めた。

「大谷は既知のものを素晴らしい方法で破壊しています。彼は、『人間』というものをイメージするにあたって、新しい見方を我々に与えてくれ、結果として、米国や世界 におけるアジア人男性の身体についても目を見開かせ、そして、アジア人男性のイメージを再構築しているのです」

米国内には、アジア人は白人や黒人と比較して身体的な強さに劣るというステレオタイプがあることを否定できない。大谷はそういった固定観念とは正反対のパフォーマンスを見せつけている。大谷の存在は、米国内にある先入観を揺らしているのだろうか。

前代未聞の選手をどのように評価していいのかわかりません

「動物園に行ったとしましょう。動物を見に行ったら、そこにユニコーンがいたのです。ユニコーンについて聞いたことはあっても、誰も見たことがない。大谷はそれと同じです」

ユニコーンとは、額に一本の角が生えた馬に似た伝説の動物である

数ある大谷グッズの中でも、ファンの間でいま最も注目を集めているのが、「大谷ピロー(枕)」だ

大谷は寝具と縁が深い。2017年から老舗寝具メーカー「西川」と「睡眠コンディショニングサポート契約」を締結。エンゼル・スタジアムのバックネットにも、同社の広告が大きく表示されている。

実況席は「おっほっほ~」と笑うしかなく、興奮の坩堝と化したスタジアム。ここで一瞬、客席が映し出された。そこには赤のエンゼルスのTシャツを着た一人の少女。ぴょんぴょんと飛び跳ね、こちらにまで聞こえそうなほどに絶叫し、狂喜乱舞している

大谷について「雰囲気ありますよ。“なんかあるなあ”というのは野球をやっている人間なら感じるでしょうね」

イチローは「対応力でしょうね。最後に甘いところを仕留める」と評価し「それをスッとできる能力はなかなか持っていない。161キロを投げるとか、誰よりも遠くへ飛ばすことより大事な能力」

「大谷はメジャーで誰も見たことのないことをやっている」

「また『ショー・タイム』。ダイナミックな二刀流のスター」

「大谷は本当に狂ってる」

オリオールズのブランドン・ハイド監督(47)がエンゼルス戦後に会見を行い、大谷翔平投手(26)を

「この惑星で最高の選手」とたたえた

「本当に素晴らしい選手。何て表現していいか分からない。今一番ノっている打者で、卓越したスピードとパワーを持っている。対戦するのはとても困難だ」

Number 2018年10月25日号
「基本的に高校生レベルの打者」
しかし、ユニフォーム組は真逆の将来をみていた。
トラウトはキャンプ初期の段階から、そのパワーに驚愕していた。スポーツ誌では発行部数世界一を誇るスポーツイラストレイテッド(スポイラ)の看板記者をみつけると、興奮した口調でこういったという。
「オオタニの打撃練習をみたかい。凄いぞ。絶対にみるべきだ」
さらに、開幕1週間前には全国紙であるUSAトゥデイ紙の大御所記者;ボブ・ナイチンゲールに自信に満ちた表情でこういったという。
「彼は投げる。打つの両方でみんなにWOWといわせるだろう」

全米をカバーするデーブ・セイニン記者は
「マウンドに立っているときも、打席に入っているときも、打撃練習でコーチの投げる65マイルのボールを打っているときも、常に入場料を払う価値のある選手だ」

投手のヒジの内側側副靱帯(UCL)というこの小さい細胞組織は野球にとって最高の友であり、最大の敵である。ヒジの内側側面に位置し、骨と骨をつなぐ靱帯は投手のパフォーマンスを支える。しかし非常に脆く、損傷すれば完全なる修復は不可能だ。

最終的にはチミー・ジョン手術を決断したのである。
これは彼の身体的な脆弱性を示すものではない。
人体のULCは過酷な野球に耐えうるようにはできていない。
その悲しい事実が改めて証明されただけだ。

トミー・ジョン手術とは、1974年に初めてこのULC再建手術を受けたピッチャーの名に由来する。

靱帯を代替するものは靱帯ではなく腱だ。
手首やハムストリングの腱を用い、順応させていくうちに、それが靱帯に変わっていくのである。人体の神秘のひとつであるが、そのためには相応の時間がかかる。

栗山英樹
「それは筋肉が強いという意味でのパワーがあるからじゃなくて、身体の使い方が抜群に上手いからなんだと思う。力を下から上へ伝えていくとき、普通は足し算になるんだけど、翔平の場合はそれが掛け算になる。関節ごとの連動性というのかな。たぶん、子供の頃から、どうすれば効率よく身体を使えるのかを自然と考えていたんだろうね。
翔平、よく言っていたもん。
「ここの筋肉を鍛えておかないと、この動きができないんです」って・・・。

アイツなら進化してくれる。
僕の想像をはるかに超えてくる。
極端な話、キャッチャーのような投げ方で、ヒジに負担をかけずに170kmを投げちゃう、みたいな・・・身体を大きく使えばいい球が行くんだけど、それでは壊れちゃうという野球選手のジレンマを、アイツがぶち壊してくれるんじゃないかと期待しているんだ。

二刀流というのは一流のバッターになれる才能と一流のピッチャーになれる才能が揃っているだけではダメで、それを何倍も越えるだけの才能が両方ともにあって、初めて実行に移せる。

読者登録

読者登録