二日目は、第三セクターのオレンジ鉄道が運行する
オレンジ食堂車に乗った。
朝早くホテルを出て、鹿児島中央駅から薩摩川内駅(さつませんだいえき)まで
新幹線に乗った。
これにも「みんなの九州切符」使用。
この日は、オレンジ鉄道を満喫する旅となずけた一日。
一日中オレンジ鉄道に乗るための、
65歳以上が使える「わくわく切符」@1000/人を購入。
この切符の購入に、地域限定クーポン券が使えた。
薩摩川内駅から出水駅(いずみえき)まで、
海沿いを走る、快速オーシャンライナーさつま2号に乗って、
東シナ海の美しい景色を楽しむ。
出水駅に着く前に 鶴の姿発見。
もしかしたら、つる観察センターに行けば、
ロシアあたりから飛来した鶴を見ることが
できるかも
と思い、この日の予定にはなかったが、急遽予定を投入。
事前に調べていた、出水市観光協会が行っているという
「出水駅西口つる観光モニタリングタクシー」で
つる観察センターへの往復タクシー料金が@1000/一台を利用することに。
対象のタクシー会社に連絡すると
すぐに出水駅に来てくれた。
モニタリングと名前がついているように、
タクシーの中で運転手さんからアンケート用紙を渡され
首からぶら下げる往復タクシー券を渡された。
片道15分くらいの道中、運転手さんと鶴の話で盛り上がり
楽しいひと時。
帰りのお迎え時刻を伝えて
つる観光へ。
いましたいました 17000羽をこえる鶴の姿。
マナヅル、ナベヅル、クロヅル、カナダヅル、アネハヅル、ソデグロヅル、ナベクロヅル
の鶴を見ることが出来るが、
広い田んぼにいた鶴の姿はみんな同じように見え、
展望台から見る限りでは、どれがどれだか不明。
それにしても これだけの鶴の餌付けにどれほどのご苦労があり、
シベリアで繁殖を終えて、出水市のこの場所を目指して越冬してきた鶴の生命力に
感服。
また出水駅に戻ってからは
オレンジ鉄道で見逃してはいけない「阿久根駅舎」見学&ランチへ。
つまり 今度は薩摩川内駅に向かって引き返したわけ。
この阿久根駅舎も、水戸岡デザインの駅舎で、
こんな感じのすてきな駅舎。
駅舎自体は、こじんまりとしているが、
待合にはピアノが置かれ すてきなソファーや椅子が並び
都会にはないゆったりとした空間が広がっていた。
これは、トイレの前に置かれていたベンチ
これって、三角駅のホームで見たような・・・
この駅にある「阿久根や」で、鯖丼@750のランチを堪能。
普通に鯖丼を食べて、残りにつゆをかけて食べる食べ方。
ほんとに美味しかった。
ここでも地域限定クーポン使用。
ここでハプニングが、
夫が、出水駅から阿久根駅までくる間の列車内に キャップを置き忘れ
駅員さんにお世話になった。
なにしろ単線なので、到着時点で探してもらい、折り返してやってくる列車から
キャップを受け取る方式で、ランチとその後の待合時間中に
夫のキャップは戻ってきた。という顛末。
ほんとに何が起こるかわからない。
薩摩川内駅に戻ってから
オレンジ食堂列車にのる手続きをしようとすると
中国からの取材クルーと鉢合わせた。
かれらは、一車両を占有。
オレンジ食堂列車は、二両編成で
私たちは2号車のキャンセル席がゲットでき、
ソファー席で流れる景色を眺めながら
つぎつぎ運ばれてくるサンセットディーナーに、舌鼓を打った。
このオレンジ食堂列車も 水戸岡デザイン。
コロナ禍ということで、ソファー席のみで 椅子席は使わず、
一車両に八人くらいしか乗客はいなかった。
この食堂車には工夫がいっぱいで
ランチョンマットは、動く列車内でもコップなどが倒れにくい素材を使用していたり、
テーブルは、真ん中に向かって両端から折り曲げられるようになっていて、
人が通りやすい作りになっている。
隣との間にカーテンがあり、個室感満載。
事前に、オレンジ鉄道の予約センターから、食物のアレルギーはないかどうかの、
問い合わせ電話をもらったり
した。
youtuber:スーツ交通に情報を得て、決めたオレンジ鉄道列車旅。
アテンダントの方たちとの会話も弾み、とても楽しかった。
朝は、昼間の東シナ海を見て
食事をしながら夕方の東シナ海を見た
という ほんとうにオレンジ鉄道三昧の一日だったわけ。
なにしろ 薩摩川内駅~出水駅間を二往復したのだから。
美味しい食事を満喫して、膝にかけていた真っ赤なナプキンをお土産にもらって
オレンジ鉄道にはお別れし
出水駅から鹿児島中央駅に向かう新幹線に乗った。
もちろん「みんなの九州切符」を使ってね。