ただ単に列車に揺られて、一人のんびりとしてみたくなった。
外は晴れ、比較的暖かな一日が、私を誘ってくれた奥田美術館。
三次駅に到着するまでに通過した吉田駅
正午過ぎの駅前には人影もなく
芸備線と寄り添っている国道54号線を、列車と行きつ戻りつしながら
荷台にたくさんの荷物を載せて並走していたトラックの姿も
いつの間にか消えていた。
芸備線の車内に人影もなく
山々と田んぼを眺めながら、ゆっくりと時間が過ぎて行った。
三次駅から「三和駅」行きのバスに乗ったが、
これまた、駅から下車するまでの間、私の貸し切り状態で
美術館前で下車すると この看板が出迎えてくれた。
昆虫博士かと見まごうほどの 緻密な虫や蝶や鳥や花などの絵が
そこに展示してあった。
タイトルが面白い
「デンジャーパラダイス」「花にそっくりなカマキリ」「バラのハナムグリ」
「スカーレットレストラン」などなど
ちなみに、この猫の絵のタイトルは「ミャーン」とあった。
展示会場の床には、
このルートで見てくださいね
という感じで矢印がそこかしこに貼られており
展示順にストーリー化されていたところもあり
なかなか面白かった。
午後から思い立っての外出だったので
この美術館以外の散歩は叶わなかったが
入口出口になっているこの赤い橋
の下を走っている
このまっすぐな道路 375号線と交差していて、東広島市へ通じている。
今度車で来た時には、ここをドライブでもしてみようか。
帰り美術館前でバスを待っていると、やってきたバスは、
乗ってきたバスの運転手さんの運転するバスで、
三次駅まで、やはり貸し切り状態であった。
ほんとうにのんびりした一日。