音

AM6:00
朝の静寂のしじまを突き破るように
FAX電話の電子音がなり響く

「世界に一つだけの花」のサビのフレーズが
10回半・約2分間流れる。

人はコレくらい流さないと
目覚めることが出来ないのだろうか。

と同時に近所のお寺の太鼓の音も
聞こえてくる。

電子音の方は、流れるように設定したから
流れているのではあるが
これが、そばにいると結構ビックリする。

まあ音量を下げればいいだけの話ではある。

最近は夜明けが早いので
この音を聞く前に目がさめることが多く
目覚まし時計代わりにはなっていないが、
午前6時は一日の空気が動く瞬間の「時」である。

裏の田んぼの跡を見ながら
鳥のさえずりや、お隣さんの水を使う音や
車の行き交う音を聞く。

いろんな音の中に生活が詰まっている。

そういえば最近、子供を叱っている声が
聞こえない。
叱る子供がいないから？

とても寂しい。

AM8時過ぎ頃には
近くの小学校から子供達の元気な声が
聞こえてくる。
先生の拡声器からの声も聞こえてくる。

なんだかほっとする瞬間である。