こころほわり

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認知行動療法 「と思った」ワーク

2019-05-12 | 認知行動療法について

人の感情に巻き込まれる時はありませんか?

私はあります。

そして同じ思考や感情が頭の中をグルグルして止まらない時があります。

 

実家の母から認知症の父の事で

辛そうな電話がかかってくる事があります。

 そんな時私は、母の辛そうな声に過剰に反応し

母の感情に巻き込まれがちでした。

 

 

人の感情に巻き込まれ動揺していても

なんの解決にもならず自分も辛いだけです。

自分が動揺すると母にも伝わります。

初めは動揺するのは仕方ないですが冷静な自分をつくる事が出来たらいいですよね。

何かいい対策がないか考えたり言葉がけをしたりする事によって

母は元気を取り戻せる可能性もあるからです。

 

そんな時、私がやっている認知行動療法のワークがあります。

それは自分の認知(思考)や感情の最後にいちいち「と思った」を付け足す

「と思った」ワークです。

 

母が死にそうな声を出し辛そうだ(思考)→母が死にそうな声を出し辛そうだ٠٠٠と思った

 自分も辛くなる(感情)→自分も辛くなる٠٠と思った

 

そうする事によってそれは自分の「思考」である事を確認できます。

思考は真実ではなく自分の考えにすぎません。

思考に伴う感情に対しても、もう一人の自分から見る事により

少し冷静になれます。

 

 

自分を見つめるもう一人の自分を作る事により

自分を冷静に持っていく訳です。

それに今、母は辛そうでも5分後には笑っているかもしれません。

 

 

同じ思考がグルグルし止まらない時や

人の感情に巻き込まれた時は試して見てくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 


筍掘りに頑張った父

2019-05-11 | 傾聴&メンタルケアについて

私が実家に行くといつも笑顔を見せてくれる父ですが

最近は笑顔がなく変だなと思っていました。

〝体がだるくてやる気がなく自分はうつになったのかな〞と言う父

うつには薬もあるしなんせ病院に行ってみようと

かかりつけの病院に行きました。

 

脳梗塞ではないか検査をしたら問題なしとの事

そのドクターの事がお気に入りの父

ドクターと話しているうちに安心感を覚えたのか本音が出てきました。

〝筍を掘るのももう終わりだと思うと寂しくて辛くなったのかもしれない〞と父

認知症が進んできた父にとって出来ていた事も出来なくなり

筍を掘る事だけが唯一、生きている実感を感じられたのかもしれません。

ドクターと話してから少し元気になったのか表情に変化が✨

 

そう言う事ならこれから熱中できるものがないかいろいろ

探したり試してみようねと言うと

珍しく素直に〝お願いね〞と言う父。

一筋縄ではいかない性格なのでどうかわかりませんが

だめもとでいろいろ探してみようと思います。

運動するデイサービスもあるので見学に行ってみるつもりです。

 

腰痛でありながら 毎日のように筍を掘った父

今年も頑張ってくれました。