こんな夏の眩しい日に出会った貴方
きっかけが何だったか忘れた
友達の友達だったかも
直ぐに目覚めたわ
何だろうこの気持ちって
不思議な程に自分の心が切なくて何でもないのにこぼれる涙
一人ぼっちの夜が悲しくて
一人ぼっちの朝が気だるくて
一人ぼっちの昼が虚しくて
頭の中は彼の事で一杯だった
そんな事を書いてた昔の日記を見つけた
懐かしいな
あの頃の趣味は
音楽鑑賞と読書と映画を観る事だった
そこに現れた貴方
何でもない出会い
将来が輝いていた頃だった
将来設計&未来図まで書いてあった
23歳で結婚して、25歳で子供を産み
28歳で2人目の子を産むだと
ママ、プリンを食べるって言うんだもんY(>ω<、)Y ヒェェーーッ!
これ17歳の時の日記だ
今、人生の折り返しにいる私
いやとっくに折り返しているのかもしれない
こんな眩しい夏に出会った彼だったのに
次の夏がくる前に別れてしまった
別れた次の夏祭りに彼とバッタリ出会った
腕を組んでた綺麗な彼女が居た
その彼女はギュッと彼の腕を引き寄せた
彼は私のものよと言わんばかりに見えた
高鳴る鼓動を必死で抑え
ニッコリ微笑んで
何も語らずその場を去った
たった一度だけ後ろを振り返った
彼はずっと私の後ろ姿を見ていた
もう終わったのだ
19歳の7月7日
泣いてたんだろうな~
日記が涙の跡で滲んでいる
ずっと続く涙の染みが
切なかった日々を綴っている
今、読んでもちっとも変じゃない日記に
子供から大人へと成長していった私が居る
流れの時に乗って全ての事が優しくも悲しくもなる
大人になった私は彼と友達でいる
彼はお前を幸せに出来たのは俺だったのにな
そう言って笑った事があった
でも今は2人の子供のいる父親してる
平凡でも彼の生活は素敵だ
日記には、そんな人生設計は書いてなかった
誰にだって一生忘れない人がいるだろう
今でも彼にとって1番愛した女だったって思っている
でも友達
今の貴方にとっての1番の女
貴方が愛している人、それは側に寄り添う奥さんだから
今日のオチ?
オチがあるとしたら
(* ̄m ̄)プッ
昔を振り返って懐かしむ事が出来るのも読んでくれる人がいるからです