" プリンセスプリン "のトリミング
トリミングスクールの生徒さんの散髪練習学校 "ワンコ美容学校"に出動
『今日も綺麗にしてもらってね』
2ケ月に1度の全身カット
泥んこマッサージ&アロマセラピー付き
学校に着くなり嬉ション
3時間後
『迎えにきたよ~♪』
帰宅していきなりケージに飛び込み
恨めしそうに私を見るプリン
プリンの右目が?
プリンの目があぁぁぁぁああああぁぁっ
病院に電話が先か、トリミングスクールが先か焦った
焦ると頭は真っ白
トリミングスクールに事情を聞くために電話
『もしもし、プリンの目が変なんですけど逆さマツゲ?』
『はっ?どちらにお掛けですか?ヤ◎ダ電機ですが』
しまった、番号を間違っちゃった
焦るな焦るな、落ち着け落ち着け
やっとトリミングスクールに電話が繋がり
『先程までお世話になってたプリンの事で聞きたい事があります』
『どうかなさいましたか?』
『どうかなさいましたかってふざけないでぷりんのめがたいへんなのよ』
息もつかずに一気に目の異変を伝えた
『どうでもいいけど、いまからびょういんにいきますから』
愛車をぶっとばし病院に直行
救急車並みに走った
車内で大きな声炸裂救急車のサイレンの真似
『ピーポーピーポー、前の車どきなさい!!ピーポーピーポー』
赤い愛車は救急車と化す
信号無視をしたかもしれない?
シートベルトもしてなかった
こぼれる涙
頭の中は真っ白
病院に着いた途端、待合室にいた先患者ペットを無視
いきなり処置室に入り
『先生、プリンが重症なの早く見て下さい』
『どうしました?』
『プリンの目が変なの』
ボロボロこぼれる涙を拭きもせずドクターにプリンを突き出した
小型ライトでプリンの目を見ながら
『眼球には傷はありませんよ、シャンプーしました?』
『今日、トリマースクールでシャンプーしました』
『シャンプーが目に入ったんでしょう』
『えっ?シャンプーが?』
『点眼薬を出しますから何度か点眼して下さいね』
頭が正常に戻った
早口でまくし立ててた私に心配してスクールから電話が入る
『プリンちゃんの様子はどうでしょうか?』
焦って大騒ぎした私
『シャンプーが目に入っただけみたい』
『申し訳御座いません、生徒への指導不足で・・・』
『いえいえ生徒さんは悪くありませんよ、たいした事ないみたいなので』
『有難う御座います、これからはシャンプーひとつにしても丁寧に指導します』
飛び込んだ病院で大騒ぎした私は恥ずかしさを隠す為に
行方不明のペット達をデジ
こんなに沢山の可愛いペットが迷子になってるのね
とか独り言を言いながら清算
シャンプーが目に入っただけで点眼薬2点と診療代3千円
プリンちゃん良かったね
トリマー学校には、もう行かせないよ
おっかさんが立派にシャンプ&爪きり&アロマセラピーしてあげます
腕には自信があるよ~♪
時として人は冷静さを失うものだと気がついた今日
私は思うより親馬鹿だった事を悟ったのだった