おくりびとって映画を見た人なら知ってるよね
亡くなった人に死に化粧してるシーンの厳かな儀式を
朝起きて立ち上がった途端、倒れ病院に運ばれ4時間後に逝ってしまい真っ白な布にくるまれて自宅に戻った母
葬儀屋さんは手早く葬儀の支度をする
まだ温かいのに
朝起きて化粧する間もなかった母に私が化粧をした、それが死に化粧だとは知らずに。
母にお別れを言う人が訪れるから化粧しなくっちゃと、アイライン&アイシャドウ&ファンデもバッチリ決め留めは真っ赤な私の口紅で厚化粧
派手なメイクを施し自己満足
『お母さん、綺麗だよ』心で呟いたっけな
そして最近、ジッちゃんもやっと母の遺品整理が出来るようになり母のタンスを整理し始めたら、母の秘密の宝箱を発見
涙声で
『もっと生きたかったんだな』
タンスの奥の奥から見つかった、高級な桐の箱に入った霊芝?
中を開けたら、少ししか手が付いてなかった
涙もろいジッちゃんと私はテッシュボックスを奪い合いながら涙と鼻水を拭き『これを買ったって事はそうとう体調が悪かったんだべな』←(号泣)
値段を見て本気度が解る
『ジッちゃん、お母さんの代わりに飲もうよ』
『んだな・・・・。』
とは言ったが、賞味期限が5年前の2009年
『身体が弱いみゆきが飲めばイイべ』
( ̄◇ ̄;)エッ・・・私が?
『良いの?こんな高級な健康食品を飲んで』
無職で無収入の今の私には絶対に買えない高額健康食品の【霊芝】例え賞味期限が切れてるとはいえ飲むぞと決めて飲み始めたら早起きになった。
『飲んでみてどうだ?』
『早起きになって、若返った気がするよ』と言ったら
『お腹が痛いとか、発疹が出たとかないか?』
『ううん、全然』
『そうか~賞味期限切れてるけど大丈夫か、んだらオラも飲むかな』
ジッちゃん・・・先に私に飲ませて様子みてたの?
ジッちゃんより長生きして、ジッちゃんの番がきたら化粧してあげるわ、バッチリメイクして口紅も付けてあげるよと心に誓う
アデ〇ンスが買えるまで、かなり年数が掛かるから、それまで長生きしてね
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