†悲劇のヒーロー物語†

数奇な運命を辿る青年の人生記録!
日々の思いを独り言のように語ります。。。

月夜に想ふ

2023-03-08 02:50:56 | Weblog

待望の帰国が叶った先週末。

 

体調にも特に問題はなく、無事に帰宅することができました。

 

帰国後に真っ先に向かったのは…あの子の元。

 

会えなかった分の時間を取り戻すが如く、熱くて濃ゆい時間を過ごした週末二日間でした(笑)

 

お互いにとって嬉しいニュースが幾つかあったので、喜びの共有ですね!笑

 

現在、既に新居も契約済みで、これから徐々に移り住んでいく予定であります。

 

今はお互い落ち着きのない生活をしているため…徐々にです!笑

 

バタバタと、でも着々と。

 

結婚に向けた準備は進んでいます。

 

そんな現在ですが、まだ生活の中心はこれまでの自宅ということで。

 

今回は…最近の自宅でのエピソードやそれについて思ったことを綴ってみようと思います。

 

先日の帰国後、最初に帰宅した日のことです。

 

夜に自宅に帰ると、母がこたつにはまって寝転びながらスマホでYoutubeやらインスタのリール動画やらを観ていました。

 

こたつの上には中身が空っぽになったお菓子の袋が散乱。

 

台所のシンクには洗い物が乱雑に溜まっていて、洗濯カゴにも洗濯物が山盛りの状態。

 

本人が動き出す気配もゼロ…。

 

まあ、これも見慣れた光景です(笑)

 

6年前に父が亡くなってからは度々こんな感じなんですよね。

 

毎朝仏壇の前で手を合わせては「会いたいな…」とか「生き返ってほしい」とか「大好き」って。

 

目にうっすらと涙を浮かべながら、いつも遺影に向かってそんな独り言を漏らしています。

 

再婚など絶対に考えられないそうです。

 

父は幸せな人だな…。

 

こんなふうにずっと尽くしてきた最愛の夫を失ったら、生活が雑になるのも当然のことかもしれません。

 

何だか母を見ていると自分の過去とも重なってしまい、辛いです。

 

とりあえず、この時は夕飯時で俺も腹ペコだったので食事の準備を急ぎました。

 

時間がなかったり作る料理が何も思い付かない時は、決まって鍋です!笑

 

その辺にあるテキトーな具材をザクザク切って鍋にぶち込んでおけば完成するので、すごく簡単。

 

田舎者の特権で、祖母やご近所さんからの貰い物のお陰でいつも野菜には恵まれています。

 

ありがたい限りです。

 

具材を煮込んでいる間に自分の手荷物を片付けたり、溜まっていた洗い物を済ませて、お風呂を洗って…。

 

何とか帰宅から30分後には夕食が摂れました。

 

母に「お母さん、ありがとー!」とか喜ばれながら、俺はエプロン姿のまま黙々と食事(笑)

 

腹ペコでエプロンを外すより先に空腹を満たしたかったんですわ!

 

しかし、息子を”お母さん”呼ばわりするとは…。

 

恐れ多いですよ、母上。

 

そのうち志村けんのひとみばあさんにでも変装して台所に立ってみたいものです。

 

フンフンフンフン言いながら。

 

 

……笑

 

 

 

そんな自分は家事が好きかというと、特段好きというわけでもなく。

 

正直、他人の分の洗い物をしたりするのは面倒だと思ってしまったりもするのですが。

 

基本的に一人で暮らしていても家族で暮らしていても、やることはあまり変わらないですね。

 

そこに女性がいるからといって、家事は女性がやるべきものと決まっているわけではないですし。

 

気付いた人やその時にできる人がやれば良いと個人的には思っているので、自分はそうしています。

 

母ももう母親業や主婦業を引退しても誰も文句は言わないですよ。

 

もう十分苦労はしてきているはずなので、俺たち息子や娘が家にいる時くらいはゆっくりしていてほしいと思っています。

 

最近は自分も結婚を控えているからなのか、母のこの先について考えてしまいます。

 

今は母もまだ50代前半で老後のイメージは浮かびにくいのですが、老いだけでなく病気や事故とか。

 

突然、誰かのサポートなしに暮らしていくのが難しい状況になったら、どうしようか…と。

 

何らかのサービスに頼りながらでも自宅でサポートし切れるのか。

 

その場合、誰がそれを引き受け、自身の住まいをどうするのか。

 

専門の施設に委ねるという選択肢もあるだろうけれども、何より本人の希望や意向はどうなのか…とか。

 

仮にそれまで健康に暮らしていたとしても、一人で住まわせるということは、少なからず孤独死の心配も出てきます。

 

現時点ではなかなかイメージしづらくても、いずれ直面するであろうことなんですよね。

 

今度妹が帰省した時にでも、一度家族会議をしておこうかなと思ったりしました。

 

自分自身もですが、今日のこの当たり前の生活が明日も当たり前に続くとは限らないですからね…。

 

健康で自分の身の回りのことを自分で当たり前にできる生活がどれだけ幸せなことか。

 

色々な幸せがある中で、やっぱり健康に勝る幸せはないと改めて感じた今日この頃です。

 

さて…今夜も故郷の夜空は綺麗です。

 

月が満ちていて、辺りを煌々と照らす月明かりが情緒的で。

 

 

3月のフルムーンのことは「Worm Moon」と呼ぶらしく、芋虫の月だそう(笑)

 

少しずつ春めいてきて、土の中に眠っている虫たちもそろそろ顔を出す頃なのかな。

 

空では月に負けじと星も輝いています。

 

連日夜の7時前後、西の空に上下に並ぶ2つの明るい星が見えるんですよ。

 

 

撮影者の腕前のせいか画像だとただの白い点ですが…笑

 

かなり明るくて大きい星で一段と目立ちます。

 

これは何の星だろう?と気になって調べてみると、どうやらこれは金星と木星らしい。

 

毎度目撃する時間帯がちょうど見頃のようで、そこから時間と共に段々と見えなくなっていきます。

 

他にも、この時期はまだ冬の星座が綺麗に見えるようですね。

 

 

上の画像に少し落書きをすると、こんな感じです。

 

 

真ん中の黄色い三角形が冬の大三角。

 

左上の赤い線がこいぬ座、下の緑の線がおおいぬ座、右上の青い線がオリオン座。

 

おおいぬ座とオリオン座の薄い色の線は、カメラには映らなかった星たちを”こんな位置関係かな?”と想像で結んでみた線です!笑

 

こうして星を眺めていると、何だかとても神秘的な気持ちになります。

 

今、自分の元に届いているのは何百年とか何千年もの昔に放たれた光なのかと思うと。

 

思わず言葉を呑んでしまいます。

 

銀河系から見たら人の一生なんて刹那の光。

 

一夜の夢のように儚いものですよね。

 

今夜は久しぶりに夜更かしをしてしまいました。

 

天体観測も程々に…ですね(笑)


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