でぶアメショと愛の無い生活。

まめじろうとまめぞうと
酒びたりな夫婦のお話。

飲んだくれ上海 Vol.2

2006年08月28日 00時08分02秒 | 旅行記
前回に引き続き、先日の上海旅行のお話をしたいと思います。

まずは初日の夕飯に上海蟹を食べることにしました。予約した店は『成隆行蟹王府』。上海蟹の名店です。まだ時期じゃないけど初めての上海蟹を喰らいに行ってきました。もう美味美味美味ありがたがるワケが分かりましたよ。

               
暑いし地下鉄はくたびれるしで、タクシーでお店まで向かうことに。でも全部タクシー使うと予約の時間に早すぎるので、とりあえず人民広場までタクりました。
上海のタクシーは便利です。初乗り11元ですが、そっからなかなかメーターが上がらない。道端で手を上げればすぐ止まってくれるし、地図見せりゃ、見事にそこまで連れてってくれる。運転はソコソコだし、近くでも嫌がらない。以後多用することになりました。でも上海の交通事情って、まさに「勇気優先」。信号は7割がた守るって感じだし、ヒトとクルマが錯綜してて、いつ事故になるかとハラハラでした

で、人民広場から予定通りお店まで歩くことにしたんですが、これが思った通りに歩けない。まず、すごい人ごみ。もう、ごった返してます。おまけに大通りには横断歩道が少ない。地元の人間はスルスルと横切って行きますが、わたしらにはムリムリ。地下道で横断する箇所ではエスカレーターが故障してるし、おまけにくちゃい・・・。なんか独特なニオイなんですよ。たまらず最初の「街並み見学しながら歩く」という趣旨から外れて裏通りに入るものの、ヒトは減っても歩道がこれまた歩きづらい。幅が狭いし電柱やら消火水栓やらが突き出てて、まっすぐ歩けたもんじゃない。おまけに頭上からはエアコンの室外機の排水がビチャビチャと落ちてくる。アジアだ・・・。

なんとか辿り着けた頃には汗だくでした。全部タクシー使えばよかったよ
上の写真は『成隆行蟹王府』の入口。なんとなくさびれた通りにありました。このドアの右側に、カニの水槽があります。

                
ホテルのおねーさんが気を利かして言っといてくれたのかすぐに個室に通してくれ、何も言わないでも出てきたメニューは日本語。そんでもって日本語の堪能なおにーさんがテーブルに就いてくれました
とりあえずチンタオビールを飲みながら、汗で失った水分補給
思ったんですが、中国って、ビールはチンタオ以外国内ブランドって無いんですかね?ちっとも見かけないんですけど。メニューに載ってる漢字のビール名見ながらどれにしようかワクワクしても、よくよく聞くとバドワイザーやらハイネケンやら・・・。それならいらねぇなぁ

メニューを眺めるもコースはなんとなく平凡なんで、バラで注文することに決定
ちなみに全メニューを撮影してきました日本人の恥とか言わんでください。だって記念になるんですよぉ。写真はココで公開してます。検討中の方は参考にでもしてやってください。そんでもってよければポチっとね

さぁ、こっから食ったモン、全部お見せしていきますよ~

             
まずは前菜「蟹みそと豚肉の煮こごり」。
おもしろいのが黒酢。上海では、あっちこっちで遭遇しました。意外にまろやかなお酢で、苦手なキツさも無し。お味は野趣あふれる感じ。蟹みそって感じは無かったな。ワインでもいけそう。

             
これは「蟹みその炒め物」。
ハーフサイズです。こりゃもう、ひとくちで昇天
慌てて紹興酒を頼みます。

           
で、紹興酒はこういう容器に移して出してくれます。
奮発して20年モノを頼みました。
右の写真は、すでに飲んだくれてて汚れてますが、開けるとこんな感じ。ちっちゃなとっくりを湯煎で温めてます。こんなの初めて見た。この湯煎セット欲しい~
しかし香港と違って、甘くするお砂糖とかは気配すら無し。でも十分甘くておいし~

            
これは「蟹のフタ焼き」。
1匹の蟹が凝縮された感じ。ウマイ。ひとり1個ずつ頼みました。

               
まだまだお腹は余裕なんで、迷ってた「蒸し上海蟹」を頼みました。ダンナの方に、3段階の値段を書いたメモを見せて相談。いちばんおっきいのに決定
で、現物を蒸す前に見せに来てくれます。ちなみにこのおにーさんが、日本語ばっちし、サービスばっちし。

               
で、コレが今回の金賞受賞作
蟹みそフカヒレ姿煮」です
コレ、すごいです。もう、マジ旨いです。上海行ったら、何をおいても必ず食べてください。もう、ネットリと甘い蟹みそが・・・。最高でした
ちなみにこれは、1人前を半分こして出してもらいました。半分こでもこの量です。

             
中にはフカヒレがたっぷりです。味わってゆっくり食べたいんで、終盤は下の火を吹き消してやりました。ふつふつ煮えてるのもまた旨いんですよぉ

            
さぁ、蒸しあがってきましたよ
「ほぐしますか?」
「もちろん、お願いします!」
ってなコトで、すげぇ早ワザ。

        
まずは蟹みそを集めてくれます。
もう、紹興酒足りるかしら?
さっきの「フカヒレの姿煮」と同じネットリした甘さ再び!ウマいです。

                
ほぐし集めてくれた身。
正直、“ずわいがに”の方がおいしそうに思ってましたが、上海蟹、侮れません。まぁ身だけなら“ずわい”かなぁっとも思いますが、ミソなら絶対こっち

                
そして最後のお皿。
これ、剥いただけじゃなく、一回取り外した身を、食べやすいようカットした殻に、もう一回差し込んであるんです。いやぁ、芸が細かい

             
時期ハズレなんでどうかなぁっと思ってましたが、とんでもない。感動でした
ごちそうさまでした~

あとから思うに、ここの食事が一番心に残ったな。まだ上海蟹を食して無い方、絶対行くべし行くべし。ちなみにこんだけ食って飲んで、1,578元でした。思ったより安かったな。あ、撮るの忘れたけど、他に「蟹みそ小籠包」なんてのも食べました。上海風のもっちりした皮に、食べるとすぐにトロけて消えちゃうような蟹みその具がもう、サイコー

           
食後、3ブロックほど歩いて外灘の川沿いに出てみました。対岸に見える浦東の夜景を見ると、上海へ来れたんだと実感がわいて楽しかったです。
で、飲みすぎ食べすぎでくたびれたんで、今夜はこれでおしまい。タクシーでホテルへ帰りました


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ここで「まめじろう一句」。
腹時計、壊れっぱなしで困ったな。


(追伸)miyayaさぁん、モモちゃんもきゃわいいですねぇ。
    いっつも遊びに来ていただいて恐縮ですぅ。
    モモちゃん、これから凛々しくなってくんだろうなぁ。
    ボケまめは、今夜はごはん炊き上がる
    きっかり5分前にトイレに立てこもりましたぁ。
    プチコロス・・・。

    トトラママさん、「4トラベル」まで見てくださいましたか。
    それに北の大地~
    ちくしょ~、うらやましいぜ。
    ウニ、いくら、イカソーメン・・・あ、胃腸壊してるんだった
    暴飲暴食にお気をつけていってらっしゃ~い
   

コメント (2)