昨日、ふとしたきっかけで、昔実家で飼っていた猫を思い出しました。
名前は、太郎。雑種の男の子でした。
当時、妹と私は犬が飼いたくて、近所のペットショップに何回も見に行き、お気に入りの仔を見つけ、予約してました。来週、買いに行こう!と家族で話していた週末。
父が、仕事に行かなければならず、妹が一緒についていきました。父は、設計の仕事をしていて、当時病院の仕事をしていました。
その病院で、仕事を終え、妹と帰ろうと駐車場から車で出ようとした時、ガードマンの方が、猫づかみで仔猫を持っていたそうです。
それを見た妹が。可哀想。お父さん、うちで飼ってあげよう!とガードマンの方から、譲り受けて、家に連れて帰ってきたのでした☺
予約していた犬は、キャンセルさせてもらい。
犬の予定が、猫にかわり、太郎と名前をつけて、家族になりました(^_^)
引っ越しを2回経験。注射は打ち、基本家猫ですが、外にも出たがる仔だったので、去勢手術をし、外に出たいときは出して、その日のうちに帰ってくるの繰り返しでした。
外に出ている割には、ケンカなどであまりケガもなく。車に事故に合うこともありませんでした。
そんな太郎。16歳のとき。腎不全が判明。
ご飯を食べなくなり、心配だった私は、その度に病院に連れていき、点滴などをしてもらい、時には入院。
そんなことを繰り返していると。
その病院で、ご飯食べますから、連れて帰ってくださいと言われました。
その食べたご飯、買って帰りたいので、どんな缶詰めか聞いたのですが。何でも平気と言われ。
不信に思った私は、今まめがお世話になっている病院に、セカンドオピニオンに行きました。
その先生は、飼い主(人間)に対しては、ぶっきらぼうなところがありますが、動物に対しては、優しい方です。説明もきちんとしてくれます。
太郎はどうですか?と聞くと。
『腎不全の数値がすごい。点滴しても、入院しても多分この仔は長くない。お家でゆっくりしたいと思うけど。ご家族が、苦しむのを見てられない場合、うちで最後まで見ますよ。』と言ってくれました。
私たち家族は、皆同意見。
太郎、お家に帰ろうか?と太郎に聞くと。
私に飛び付いてきて離れませんでした。
あの時の、背中に爪をかけた感触は、今でも忘れられません。
太郎、ごめんね。お家に居たかったよね。
と連れて帰り、私は当時家を出ていたのですが、実家に泊まり、太郎と過ごしました。
今でも鮮明に覚えているのは、痛みがひどいのか、じっとしていられず、ずっと部屋をぐるぐる歩いてました。辛そうな様子で。
私が泊まった日は、名前を呼ぶとしっぽをブンブンふって、返事をしているようでした。
泊まった日は、無事に生きてくれて。
その2日後、祖母に見守られながら、亡くなりました。大好きだった祖母に看取られて、幸せだったと思います☆お家で逝けたのが何よりでした。
今でも泣けてきますが。
太郎、病院に連れ回して、本当にごめんね。
もっとお家でゆっくり過ごさせてあげれば良かったな~と今でも思います。
当時は、どうにか生きさせてあげたいという思いが強かったです。
今でも持ち歩いている太郎の写真です☆
まめと同じ、食べても太らない猫でした😅
普段は、あまり考えないようにしているのか?
太郎~と思い出すと、涙が止まりません。
亡くなってから、15年経ちますが、今でも太郎は家族です(>_<)
太郎~、大好きだったおばあちゃんは、今年の1月に亡くなったよ。おばあちゃんと会えたかな~☆