ちむあ~すん

 感じたことなどをつれづれと。。
(たま~に気が向いたら書きます)

魂の役割

2011-06-10 | spirit
   
先日、友人から心がほんわかとする話を聞きました。
  
その友人 M ちゃんは、去年ふたり目のあかちゃんを授かりました。
産まれてきた S ちゃんは、18トリソミーという染色体異常を持っていました。
18トリソミーベビーちゃんは、流産や死産になることが多く、
無事に誕生できても、1年以上生きることのできる確立は1割程です。
 
S ちゃんは心臓などの臓器に重い奇形があったため、
産後まもなく旅立つだろうと予想されていました。
なので、産後に積極的な治療は施されずに、
カンガルー抱っこでママのあたたかい胸に抱かれたまま、
しばらくの時間を過ごしたそうです
 
ところが医師の予想に反して、S ちゃんは旅立ちませんでした。
そして、NICU(新生児集中治療室)に移ることになりました。
 
S ちゃんにはお兄ちゃんの J くん(3歳)がいます。
J くんの出産時はとても難産で、誕生後 J くんもしばらくNICU に入っていたそうです。
 
S ちゃんが産まれ、NICU に入ることになった時、その J くんがお母さんの M ちゃんに
突然こんなことを話してくれたそうです。
 
「産まれてくる前、ぼくと S ちゃんは双子やってん。
S ちゃんが産まれてからNICU に入っても ママが慌てなくていいように、
ぼくが先に産まれて(NICUに入って)、ママに練習させてあげたんやで」
 
 
S ちゃんは今7ヶ月です。
まわりのみんなから、ぎゅっと濃縮された愛情を絶えることなく注がれて生きています。
今、とてもしあわせ」と言うM ちゃんの表情はとてもやわらかくて輝いていました。
 
2000g に満たないちいさなちいさな、でもとってもあたたかい S ちゃんをだっこさせてもらって、
 私も本当にしあわせでした。
 
生きているだけで、とても大切なことをいっぱい気づかせてくれる Sちゃん
特別な役割を持って、特別な身体を授かって、
この世に産まれてきてくれたんだと思います。
 
すべての命が かけがえのない命です。
 
私たちもみな、それぞれの役割をもって産まれてきていると言われています。
その役割を果たしながら生きてゆくのが、魂のお志事なのですよね。。
 
でも・・・。
最近はその「役割」って、人に歓びや感動を与えるような、そんな特別なものばかりではなく、
何気なく生活している中で、人と人が関わり合うことでうまれてくるものすべてが、
(たとえそれが否定的な感情を与えるものであっても、それもまた)
その人にとっての「役割」なんだと感じられます。
歓びや感動だけでなく、苦しみや悲しみからも大切なことはたくさん学べるのだから。。
 
 
  
 
  ありのままの自分をまるごと愛してあげられますように。。。
   
 
 

壮大な計画?

2010-11-30 | spirit
昨夜、ふと思いついたこと。


霊的成長のために、すべての人が birth vision を持って今生に産まれてきているのなら、

世の中にあふれている差別・貧困・戦争・自然破壊…などのあらゆる問題というのは、

人類の意識を進化させ、さらなる成長を遂げるために仕組まれた壮大な計画(課題)なんじゃないかってこと。



問題は複雑・多様化、深刻化してゆくけれど、大いなるひとつ(愛の状態)にたどり着く人が

今、劇的に増えてきている流れをみると、ガイアの自己治癒力(集合的無意識での抵抗)のようなものを感じます。。。




    

                   まるで天使のような夕暮れの太陽



「ぬくもり」のこと

2010-11-22 | spirit
以前、『 Into The Wild 』という映画を観たとき、その後の数日間、
身体の芯が冷え切ってしまったように寒くて寒くて、
こころが震えて仕方ありませんでした。

少し後になって、それが「孤独」というものだとわかりました。
母とのギクシャクとした関係が続いていた私は、
主人公の孤独と共鳴してしまったのでした・・・。

身体に少しずつぬくもりが戻り始めた時、
「生きているって、身体が温かいってことなんだなぁ」って、
そんな当たり前のことを感じていました。

そしたら、「この温かさって、どこから生み出されているかな」って疑問が・・・。

循環する血液のぬくもりから?
それをポンプとして送り出す心臓?
他のいのちをいただいて、それをエネルギーに変えている内臓全体??

でも、そもそも、その「ぬくもりの一番最初の源は?」
と考えた時に気付いたんです。


それは、約9ヶ月もの間、子宮の中でやわらかく丁寧に包み込んでくれた
「母のぬくもり」が源なんだなぁって。

その「母のぬくもり」を受け継いで、
そのぬくもりを、ずっと保温し続けているのが「生きている」ってことなんだなぁって。

一度でもそのぬくもりが途絶えてしまうと、肉体的には死んでしまうわけだから、
今、生きているすべての人が、母親のお腹で温められていた間に充電された
エネルギー(ぬくもり)を保ち続けているっていう事実は、
遺伝子のつながり云々よりも、なんかすごいことのような気がして。

ずっと遡って辿っていけば、あなたと私も、
もっともっと遡れば、きっとすべての人が、
同じぬくもりを分かち合っているのですよね。


いのちって、母から子へと贈られた身体のぬくもりなんですね。
だとしたら、こころに残せるぬくもりが「愛」なのかも、と気付いたのでした。


  
 

やわらかな陽射しを包み込むように咲いていた山茶花 (先週・伊勢神宮にて)

息子は伊勢神宮へ行くのが大好き。
平日で幼稚園が代休の日は、決まって伊勢神宮へ行こう!って言います。

宇治橋に一番近い駐車場がまだ空いてる時間(9時半頃)に到着し、
ちょっと参道を外れて、水の神様と風の神様に「いつもありがとうございます」と感謝。

その辺りから息子はそわそわしだします。
「はやく!はやくいこ~!!」って。

急ぐ先は正宮ではなく、「おはらい町」の豆腐庵山中(10時開店)。
ここの、甘さ控えめな「うの花どーなつ」が息子の大好物なのです。。。

店先のベンチに腰掛けて、ぱくぱくとほかほかのドーナツをほお張る息子の
しあわせそうな顔。
よかったね、即、望みが叶って。

だって君は、つい今しがた水の神様と風の神様にこうお願いしたんだもの。

「たくさんドーナツがたべられますように」って・・・。