アトでアカンと思うても
あとの祭りや
老後のことは後回し
全財産をはたきよる
新居に嫁入り道具
準備万端整うて
結婚式という
親子の別れが迫りよる
言わんでもええ
そない言うても
聞く羽目になる
長い間お世話になりました
このセリフ
聞いた途端
お父ちゃん、お母ちゃん
今生の別れのように泣きよる
こんな時のお父ちゃん
青菜に塩でしおれよる
こんな時のお母ちゃん
涙流しててしっかりしてる
ほんまにいい加減にせえ
そんなこと云うても
耳に入りよらへん
言うだけアホや
そんなこんなで
そのうち
世帯を持ちたい
結婚したいと言い出しよる
一生のことや
お父ちゃん、お母ちゃん
あんじょう頼む
こない言うて拝みよる
神さん、仏さんやないで
拝まれても
無いもんは無いで！
そない言うたら泣き落としや
その顔見たら
親はアホになって
任しとき
つい言うてしまいよる
愛してまんねん
恋してまんねん
二人一緒にいるだけで
幸せです
そんなセリフも
デートのたびに
恥じらい麻痺して
人の目も入りよらへん
ない金はたいて
お洒落して
交わす会話も
上の空
世界は二人のために
勝手なこと言いよって
毎日逢うても
別れは辛い
クサイ芝居を
真面目くさって
ようやりよる
呆れてものも言えん
絆って…何だろう
離れにくい繋がり
それが、絆だよ
誰かが、ボソッと言った
断ち切ろうとして
断ち切れず
思いきれない
それが…絆
親子であること
それだけで断ち切れない
運命という絆
逃れようもない
身近にありすぎて
疎ましく
遠くに在りて
懐かしい
売手と買い手は…「対等」。
カスハラ問題が…このような原則を
生み出した？
最近…店頭で物を買う時に…感じる無愛想な不気味な…店員。
接客応対マナーは…付加価値と思うのだが…
「対等の変」の原則が生み出した…副作用か？
「選択肢原理」から…考えると、
売手には少なく…買い手に多い。
この基本原理から考えると…
「対等の原則」は…やっぱり「変」ではなかろうか?
接客応対マナーを…従業員に守らせようとすると…直ぐに辞める？
だから…「対等の変」の本質にも気付かないのか！