ほどほどに空いていたら
食べるものを選び
ほどほどに乾いていたら
飲み物を選ぶ
飽食したら
食い散らかし
不平不満を言い
ものの命を忘れる
自然の恵み
水の命に
助けられた事も
みんな忘れてしまう
お腹が空いたら
ご飯を食べる
喉か乾いたら
水を飲む
お腹が空き過ぎていたら
何を食べても美味しい
喉が渇きすぎていたら
どんな水でも飲んでしまう
お腹が満腹になったら
うまい、まずいという
喉が潤ったら
うまい、まずいという
歩き始めた道は
後戻りのきかない道
歩き進む道
歩き慣れた道などない
すべてが新しく
未踏の道
その道を歩いていく
未踏の道
一歩、一歩、もう一歩
自分を見失わず
人に優しく
幸せを求めて
苦労を汗に流して
歩いていく
人それぞれに歩む道
この道がいいとか
あの道が悪いとか
人それぞれが選ぶ道
祈る心で歩むなら
それぞれの道
みんな素晴らしい道
迷い道をさまよい
戻る道を見失い
ひたすら歩み
不安に怯えながら
歩んでいる
必死になって
歩いている
一寸した明かりに
顔をほころばせ
無償の笑顔が
いじらしく、可愛い
差し延べた手を
手繰り寄せるように
目を輝かせている
一人で歩む道
一人では歩めない
そんなひたむきな
祈りの心に支えられ
自分が選んた道を
迷いながら
歩いている
生まれてから
歩んでいる、この道
生まれたときには
歩き始めていた
あるがままに
なんの疑いもなく
歩いていた
立ち止まることもなく
ひたすら歩んでいた
非力だから
親の保護を受けて
親の愛に導かれ
命を預けて
歩いていた
やがて、自我が目覚め
道を選び始め
いろいろな障害に出会い
道に迷い始めた
苦悩と苦痛が
幼子に試練を教え
歩ませていた