まったくもう～観て来た日に感想書いたのに
何故か消えていたのでもう一回気合入れて書くよ！！
23日、こないだまで養成所で一緒で、しかもWで役をやったなめちゃんこと
滑川実花ちゃんの舞台観てきました。
25日まで、てあとるらぽうさんでやってた
AirStudio『オサエロ』です。
てあとるらぽうさんはYOROZUの二回公演のときに使わせて頂いた劇場さんで
それも感慨深かったなあ。
☆以下感想ですが、ちょっとエキサイトしてるところがございます。
勿論個人の意見ですので、その辺りはご了承くださいませ☆
えー、↑それというのも、
特攻隊の舞台だったのです。
特攻隊の隊員たちの生き様とか、思いとか、
ぎゅぎゅぎゅと詰めた舞台でした。
ただ、あまりにまっすぐな舞台だったので、
良くも悪くも観客が考える余地がないって言うのはあったと思います。
もしかしたらその分残らないかもしれないなあとも。
私が一番心に残ったのは、最後の最後、
お話が終わった後に流した特攻隊の実際の映像でした。
もうただただ辛かった。
だってさ、隊員の顔とか鮮明に映ってるんだよ。
その人たちがきっと乗ってる戦闘機がさ、
ひたすら敵艦に突っ込んでいくんだよ。
ただ、ここまで見せなくてもとは思った。
本編の舞台は役者さんも力強かったし、脚本もしっかりしてたし
ちゃんとお客さんには伝わったと思う。
だからこそ、このごり押しはしなくてもいいんじゃないかと。
あそこまでやらなくても分るし、あの映像は辛すぎ。
戦争映画観まくってる私でもきつい。
作り物じゃないもの。
そういうのって、見るべき時期、みたいなものがあって、
一気に詰め込むものじゃないんじゃないかって思うのね。
だって本当に辛いことだから。
自分がそれに興味を持って、それをちゃんと受け止める心の準備が出来てからでないと、
難しいと思う。
で、それをごり押ししてしまうことって、思想の操作になってしまうんじゃないかって。
ファーストインプレッションってすごいからさ。
舞台を間近で見て、ただでさえ敏感になっているわけですよね、気持ちが。
そこに突っ込んでくるわけですから。
でね、そういう戦争のシーンて、片方の視点からだと駄目なんじゃないかって思うのね。
ただでさえ、自国が絡むとだれでも敏感になるし。
特にもう今回のは、特攻隊ってそもそも重い、辛いテーマだし
とにかく可哀想って気持ちが先にたってしまうと思うの。
でも、広く考えたらさ、辛かったのは日本だけじゃない。
たくさん人が死んだのは、日本だけじゃない。
そりゃ、日本は原爆も落とされたりしたけど、
日本だって、たくさんの人を殺したでしょう。
辛いとか苦しいとか、そういう思いしたのは、どこの国も一緒でしょう。
それを忘れないようにする見せ方をして欲しいと思うのです。戦争ものは。
どっちが悪いんじゃなくて、どっちが辛いんじゃなくてっていう
そういう見せ方。
私は戦争映画観る方だし、自分もいつかは戦争物作りたいって思うからなおさら。
だからこそ『特攻隊』がテーマであるのに、過剰に敏感になってしまったのはあると思うけど、
でもそれを差し引いても、もっともっと、特攻隊を押し出すやり方があるような気がした。
全体的にクオリティが高かっただけに、求めすぎてしまうのもあるかな。
もっとやれるのに、勿体無いって。
悔しいなあ。
役者さんも実力のある方ばっかりだし、
大道具や小道具、衣装に至るまですごくしっかり作られていて、
あの規模の劇場でやるのは勿体無いと思いました。
なんか事務所さんのバックとかもありそうだったし、
次回は国立だとも言ってたし、過去に大林素子さん主演でやったりして
力のあるカンパニーなのに、わざわざこんなところでやらんでも、と。
テーマもテーマだし、もっと大きいところでもやらせてくれるだろうし、
大きいとこだって観に来る人もいるでしょうし。
それに、もうほんと、一言とか一シーンだけの役者さんも居て
そういうモブ的なキャストもそれだけで呼べる(使える)みたいだし。
本当に何故ここで！？と思ってました。
なめちゃんの役はストーリーテラー的な。
出番は2シーンでしたが、
卒公から一ヶ月ちょっとなのに、喋りの癖が取れていて
これが若さなのか！？と驚愕・・・
卒公が時代劇だっていうのもあるのかなあとも思いますが、
いやはや、負けてられないぜ畜生。
はあ、消えちゃった分はこれで書けたかな・・・(遠い目)
