2017年4月8日(土)
当初の計画は4月9日だった。予報は雨だったので一日前倒しでの山行。予報は曇りでも桜を楽しみに出発。京王高尾山口からJR藤野駅までの19kmの山行。
中央道上野原ICを降り国道20号を八王子方面へ藤野駅に向かいます。藤野駅第一駐車場は、駅前からは入れなくて国道20号線に戻ってから入りました。駐車場の係りの女性の方が元気よく声を掛けてくださいました。駐車料金は戻ってくるまでの時間次第だよとの事でした。
電車に乗り換え高尾山口へ。登山姿の人は、ちらほら見かける程度でした。駅を降りると霧が降っていました。本格的になる前にカッパを着ます。
満開の桜は雨に濡れて落ち着いた佇まいでした。
高尾山山頂方面へ向かうケーブルカーの発着駅に人混みはありませんでした。
高尾山ケーブルカー乗場
稲荷山コース登山口 今回はここから登ります。整備された登山道は歩きやすく景色を楽しみながら先に進みます。
暫く登ると右手に旭稲荷があります。左は子を抱いている狐様ですが、欠けてしまった顔立ちが恐怖を感じます。
ミヤマシキミでしょうか。
ナガバノスミレサイシン。葉が長いです。
キブシかな
花に気を取られ遅れがちなので、いそいそと進みます。視線を前方に向けると道が分岐しています。急坂を見て迷わず巻道へ進みます。暫くすると合流です。振り返ってみると稲荷山をショートカットした事に気づきましたが、引き返す気にもなれず、次回への楽しみに残しました。
高尾山山頂は霧。ここで一服です。それほど寒くはないのですが、霧が寒さを誘いました。
東海ふれあいの道を進みます。
ミツバツツジが咲き始めていました。沈みがちな天気に明るく咲いている花に癒されます。
これはフウの木の実かな・・・すずかけの木とは違い、木肌がゴツゴツしています。
エイザンスミレ 葉っぱに特徴があります。
霧が深くなってきました。
アオイスミレ 葉っぱがアオイの形をしています。
城山茶屋は大勢の人で賑わっていました。なめこ汁を待つ人の行列ができていました。
体が温まりそうです。
電波塔を横目に陣馬山方面に出発です。
ヒナスミレかな。葉っぱに特徴があります。
小仏峠に着きました。この下には小仏トンネルが通っています。江戸時代末期には近藤勇も土方歳三もこの峠を歩いていたようです。今も昔も交通の要所には変わりないようですね。どこも霧に包まれています。
景信山方面に進みます。
小仏峠を過ぎ登山道を登り始めてすぐ、椿の花が辺り一面に落ちていました。枯れてから落ちればいいのに真っ赤な花の塊が、形を留めたまま落ちています。しかも幾つも散らばっています。地面から湧いて花が咲いているわけではありません。何かあったのでしょうか。事件の前触れでしょうか。武士が忌み嫌うのもわかる気がします。
そして霧の中を進みます。
登山道は、多くの人が通っているようです。そしてドロドロによく練られています。油断すると股裂きにあったかのように滑ります。ほとんど平らな泥道に緊張感を強いられるとは思ってもいませんでした。
壇香梅かアブラチャン? 花柄がないので壇香梅かな・・・。柔らかく透けたような花弁です。見分けがつけられるよう課題に残します。
カンスゲ(寒菅)控えめです。
エイザンスミレ
景信山到着です。ここも霧に覆われていて眺望はありません。
ミツマタが迎えてくれました。
まだまだ先は長いので休まずに陣馬山方面に出発です。
人の姿が突然現れます。そしてすぐ見失います。
堂所山への分岐が表われました。そちらに向かいます。
コースを分岐してすぐに急な斜面が現れました。根が地上に浮き上がり斜面を覆っています。この道の先は霧に隠されて永遠に続いているように見えます。踏み入れる人を拒んでいるかのようです。
堂所山に到着です。霧を見ながら一息入れます。
○
霧はつづきます。
明王峠に着きました。誰もいません。そのまま通過です。
陣馬山到着。一息入れます。
到着時間が遅かったからでしょうか。誰一人いません。静寂と霧に包まれています。
一の尾根コースを辿り藤野駅へ向かいます。
流れる霧が、幾重にも連なる稜線を浮き立たせ秩父山系の広大さを感じさせてくれます。
ミヤマスイガクラ。 うつむいて咲いている姿が奥ゆかしいです。
落合到着。県道522号線を藤野駅に向かいます。
途中こんなトンネルを通過しましたが歩行帯があるので安心です。沢井隧道と呼ばれこのトンネルの上は中央道が通過しています。
藤野駅到着。
高尾山駅から藤野駅まで10時間・・・。確かに花に気を取られ、買ったばかりのカメラに興奮し・・・。春の花を満喫した山行でした。霧が深く眺望がないなかで春を先取りして咲いていた花に癒された一日に感謝です。
※ 以下は今回の山行の計画と行動時間および服装についての記録です。あくまで私個人の体力と、よそ見好きな性格によるもので、参考にしてはいけません。計画については、『山と渓谷社』ヤマケイアルペンガイド高尾山と中央線沿線の山と、『昭文社』山と高原地図28高尾・陣馬を参考にしました。
行動計画と時間 【読み方:場所 着時間 計画時間差(+は遅れ、—は進み)】
京王高尾山口(霧雨) 8:46 ➾ 高尾山 10:30 +4分 ≪≪休憩 16分≫≫ 10:46 ➾ 小仏城山着 11:54 -2分 ≪≪昼食 0:38≫≫ 12:32 ➾ 小仏峠着 13:00 +8分 ➾ 景信山 13:48 +8分 ➾ 堂所山 15:00 +17分 ≪≪休憩 0:15≫≫ 15:15 ➾ 明王峠 15:47 +2分 ➾ 陣馬山 16:38 +11分 ≪≪休憩 0:13≫≫ 16:51 ➾ 落合 18:09 -22分➾ 藤野駅(曇り) 18:49 +10分
行動時間(休憩および昼食時間は含めない)
≪登山道≫ 8時間1分 26分遅れ 計画比1.06
≪一般道≫ 40分 10分遅れ 計画比1.33
≪合 計≫ 8時間41分 38分遅れ 計画比1.08
服装
上 薄手ナイロン長袖+レインウエア
下 サポーターパンツ+夏用登山ズボン
靴 軽登山靴
※ 気温不計測のため記録なし。レインウエアを着ていたが蒸し暑く感じない。陣馬山を出発した17:00くらいからは若干体が冷えた。
当初の計画は4月9日だった。予報は雨だったので一日前倒しでの山行。予報は曇りでも桜を楽しみに出発。京王高尾山口からJR藤野駅までの19kmの山行。
中央道上野原ICを降り国道20号を八王子方面へ藤野駅に向かいます。藤野駅第一駐車場は、駅前からは入れなくて国道20号線に戻ってから入りました。駐車場の係りの女性の方が元気よく声を掛けてくださいました。駐車料金は戻ってくるまでの時間次第だよとの事でした。
電車に乗り換え高尾山口へ。登山姿の人は、ちらほら見かける程度でした。駅を降りると霧が降っていました。本格的になる前にカッパを着ます。
満開の桜は雨に濡れて落ち着いた佇まいでした。
高尾山山頂方面へ向かうケーブルカーの発着駅に人混みはありませんでした。
高尾山ケーブルカー乗場
稲荷山コース登山口 今回はここから登ります。整備された登山道は歩きやすく景色を楽しみながら先に進みます。
暫く登ると右手に旭稲荷があります。左は子を抱いている狐様ですが、欠けてしまった顔立ちが恐怖を感じます。
ミヤマシキミでしょうか。
ナガバノスミレサイシン。葉が長いです。
キブシかな
花に気を取られ遅れがちなので、いそいそと進みます。視線を前方に向けると道が分岐しています。急坂を見て迷わず巻道へ進みます。暫くすると合流です。振り返ってみると稲荷山をショートカットした事に気づきましたが、引き返す気にもなれず、次回への楽しみに残しました。
高尾山山頂は霧。ここで一服です。それほど寒くはないのですが、霧が寒さを誘いました。
東海ふれあいの道を進みます。
ミツバツツジが咲き始めていました。沈みがちな天気に明るく咲いている花に癒されます。
これはフウの木の実かな・・・すずかけの木とは違い、木肌がゴツゴツしています。
エイザンスミレ 葉っぱに特徴があります。
霧が深くなってきました。
アオイスミレ 葉っぱがアオイの形をしています。
城山茶屋は大勢の人で賑わっていました。なめこ汁を待つ人の行列ができていました。
体が温まりそうです。
電波塔を横目に陣馬山方面に出発です。
ヒナスミレかな。葉っぱに特徴があります。
小仏峠に着きました。この下には小仏トンネルが通っています。江戸時代末期には近藤勇も土方歳三もこの峠を歩いていたようです。今も昔も交通の要所には変わりないようですね。どこも霧に包まれています。
景信山方面に進みます。
小仏峠を過ぎ登山道を登り始めてすぐ、椿の花が辺り一面に落ちていました。枯れてから落ちればいいのに真っ赤な花の塊が、形を留めたまま落ちています。しかも幾つも散らばっています。地面から湧いて花が咲いているわけではありません。何かあったのでしょうか。事件の前触れでしょうか。武士が忌み嫌うのもわかる気がします。
そして霧の中を進みます。
登山道は、多くの人が通っているようです。そしてドロドロによく練られています。油断すると股裂きにあったかのように滑ります。ほとんど平らな泥道に緊張感を強いられるとは思ってもいませんでした。
壇香梅かアブラチャン? 花柄がないので壇香梅かな・・・。柔らかく透けたような花弁です。見分けがつけられるよう課題に残します。
カンスゲ(寒菅)控えめです。
エイザンスミレ
景信山到着です。ここも霧に覆われていて眺望はありません。
ミツマタが迎えてくれました。
まだまだ先は長いので休まずに陣馬山方面に出発です。
人の姿が突然現れます。そしてすぐ見失います。
堂所山への分岐が表われました。そちらに向かいます。
コースを分岐してすぐに急な斜面が現れました。根が地上に浮き上がり斜面を覆っています。この道の先は霧に隠されて永遠に続いているように見えます。踏み入れる人を拒んでいるかのようです。
堂所山に到着です。霧を見ながら一息入れます。
○
霧はつづきます。
明王峠に着きました。誰もいません。そのまま通過です。
陣馬山到着。一息入れます。
到着時間が遅かったからでしょうか。誰一人いません。静寂と霧に包まれています。
一の尾根コースを辿り藤野駅へ向かいます。
流れる霧が、幾重にも連なる稜線を浮き立たせ秩父山系の広大さを感じさせてくれます。
ミヤマスイガクラ。 うつむいて咲いている姿が奥ゆかしいです。
落合到着。県道522号線を藤野駅に向かいます。
途中こんなトンネルを通過しましたが歩行帯があるので安心です。沢井隧道と呼ばれこのトンネルの上は中央道が通過しています。
藤野駅到着。
高尾山駅から藤野駅まで10時間・・・。確かに花に気を取られ、買ったばかりのカメラに興奮し・・・。春の花を満喫した山行でした。霧が深く眺望がないなかで春を先取りして咲いていた花に癒された一日に感謝です。
※ 以下は今回の山行の計画と行動時間および服装についての記録です。あくまで私個人の体力と、よそ見好きな性格によるもので、参考にしてはいけません。計画については、『山と渓谷社』ヤマケイアルペンガイド高尾山と中央線沿線の山と、『昭文社』山と高原地図28高尾・陣馬を参考にしました。
行動計画と時間 【読み方:場所 着時間 計画時間差(+は遅れ、—は進み)】
京王高尾山口(霧雨) 8:46 ➾ 高尾山 10:30 +4分 ≪≪休憩 16分≫≫ 10:46 ➾ 小仏城山着 11:54 -2分 ≪≪昼食 0:38≫≫ 12:32 ➾ 小仏峠着 13:00 +8分 ➾ 景信山 13:48 +8分 ➾ 堂所山 15:00 +17分 ≪≪休憩 0:15≫≫ 15:15 ➾ 明王峠 15:47 +2分 ➾ 陣馬山 16:38 +11分 ≪≪休憩 0:13≫≫ 16:51 ➾ 落合 18:09 -22分➾ 藤野駅(曇り) 18:49 +10分
行動時間(休憩および昼食時間は含めない)
≪登山道≫ 8時間1分 26分遅れ 計画比1.06
≪一般道≫ 40分 10分遅れ 計画比1.33
≪合 計≫ 8時間41分 38分遅れ 計画比1.08
服装
上 薄手ナイロン長袖+レインウエア
下 サポーターパンツ+夏用登山ズボン
靴 軽登山靴
※ 気温不計測のため記録なし。レインウエアを着ていたが蒸し暑く感じない。陣馬山を出発した17:00くらいからは若干体が冷えた。
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