~ことばは愛の体験~
今年のお正月には、息子たちが過酷な労働をして社会の中で生きている実体を少し知ることになりました。「絵本が生きる力になっている」と改めてお話を伺い、子どもたちの幼児のころを思い出しました。同じ校区にあった「まどか文庫」は、絵本と紙芝居と素話に出会った家庭文庫です。まどか文庫の異年齢の仲間(子ども・大人)といっぱい遊び・絵本を見ることができるホットする場所でした。私も子どもたちと一緒に、絵本を読むことと読んでもらう体験を重ねることができました。「子どもの反応があって喜びに変わる」「悲しいこと苦しいことがあった時にお母さんの声が浮かぶ。その時が嬉しいのよ。」翠先生の言葉を思い出しています。毎日寝る前の絵本タイムは、我が家の至福の時でした。夫婦のひざの上で2人の子どもたちはそれぞれの絵本を見たり、時にはひとつの絵本をみんなでワクワクしながら見ることができました。「読んでくれている声が身体の中の引き出しにつめこまれていく」「お父さんの声、お母さんの声が守っていてくれる」この言葉は、“私の子育てはこれでよかったんだ”とやさしい気持ちになりました。息子たちへエールを送ります。息子たちと育んだ絵本は、命を引き継いだ孫と楽しんでいます。
翠先生がお帰りの折、現在の「まどか文庫」に立ち寄っていただいた時のコートは緑色でした。「緑は平和の色よ」とのお話しを聞いた小学3年のI君が、まついのりこさん作「二度と」の紙芝居の中から緑の字でかかれた「平和」の1枚を取り出して見せてくれました。夏に幾度か読んだ紙芝居の「平和」が、彼の中の引き出しにあり、この時輝いて出てきたのです。 子どもたちに~「安心・自信・希望」を~
一人ひとりの成長の場にいることができる喜びをかみしめています。
〇まどか文庫のご案内 毎週木曜日 午後3時~5時
今年の「ありがたや」は、NPOまんまの団体会員である「まどか文庫」が担当
(渥美線南栄駅下車徒歩2分・中島ちくわ屋さん隣)
子どもからお年寄りまで、みんなで集まり、絵本、紙芝居、遊び等交流。絵本、 児童書、育児書を借りることができます。
NPOまんま お問合せ先:0532-48-1203