ですから、下山後にすぐに入れる温泉があると助かります。
それが、絹笠山登山の場合、登山口である白雲の池から300mの距離にある「よか湯」です。
「よか湯」
白雲の池から300mの近さ
その「よか湯」での出来事です。
ナツエビネを見に絹笠山に登った後、いつものように「よか湯」に汗を流しに行きました。
この日は先客が2名いました。
二人とも高校生ぐらいでしょうか、彼らは大浴場の隣の露天の方にいました。
露天風呂は小さく一人用といった感じです。
他に一人が入れる瓶湯が2つあります。
(露天風呂)
先客が露天を使っていたので、私は大浴場の方にのんびり浸かって外の緑を眺めていました。
至福の時間でした。
すると露天から戻ってきた若者が私に声を掛けたのです。
「露天風呂に入られませんか」と。
見も知らぬ若者が爺に話しかけるなんてと、一瞬驚きましたがすぐに意図を理解して
「ありがとうね」と返事しました。
広くない露天風呂なので、交代で入りましょうということだったのでしょう。
若者の心づかいに感心しました。
しばらくして先客の二人は上がっていきましたが、その際に
洗面器や腰掛けを片付け、
「お母さん、もう上がるけど、お母さんはゆっくり入っていていいからね」と壁に向かって声を掛けたのでした。
壁の向こうは女湯です。
いい時を過ごさせてもらいました。
なんてできた若者だろう。
狭い風呂での譲り合い、
私に対して、そしてお母さんに対してのやさしい言葉掛け
温泉で、からだのリフレッシュと心の洗濯ができました。
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