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まんやま独歩

初登り余話 出不精を…

2月13日が今年の初登りでした(その様子は前回までのブログに)。

実は、その前にも何度か初登りのチャンスはあったのですが実現しませんでした。
今回はそのことについて綴ってみます。

まずは、 1月23日
この日は珍しく九州でも雪が積もりました。仕事をしていた頃は、真っ白くなった山を見ては無性に登りたくなり「退職したら必ず…」などと思っていたのですが、時間に余裕がある今、残念ながらいつもの上山歩きでお茶を濁しました。


(1/23 上山)



次は1月29日です。
この日は先輩と天山歩荷の道を辿る予定でした。
せっかくの機会なので、前々日に行われた同期会でも「一緒に登ろう」と仲間を誘っていたのですが、その自分が行けなくなりました。
理由は歯の痛み(正確には歯茎)でした。この歯の痛みとは2年くらい付き合っていたのですが、同期会の翌日にとうとう我慢できなくなりました。あいにくその日は日曜日だったので翌日(1/29)に歯医者に行き、2/2に抜歯しました。
たかが歯、されど歯。抜歯したら痛みから解放されると思っていたら抜歯後の疼痛でさらに1週間苦しみました。
さて、天山ですが、先輩達は歩荷の頃の道を登られたそうですが、今は歩いて登る人もなく、道は荒れていたそうです。それでもブッシュをかき分け往時の道を辿られたそうです。
YAMAPにアップされたその様子を拝見し、自分も登った気になり一首


砂と夢背負い登りし天山の藪となりたる思ひでの道


あの頃はここから天山の頂を目指していました。

(2017年1月28日撮影)



3回目のチャンスは2月11日でした。
これも先輩から諸塚村・黒岳の福寿草に誘われたのですが、前日に史跡探訪が入っていたことと、何より先述の歯痛と抜歯後の疼痛で10日以上からだが動かせなく体力が落ちていたので、史跡巡りとの連チャンは無理と断念しました。

歯医者通いは今も続いています。問題は抜いた後の歯をどうするかです。
先日の同期会でもそのことが話題となり、インプラントにしたよと抜歯の先輩TやKが話していました。
インプラントもいいのですが、もう一回歯茎を切開して骨にボルトを埋めると思うとぞっとします。今はそれくら歯痛恐怖症に陥っています。

残念ながら今年は見ることがでなかった福寿草

(2023年3月6日撮影)



さて、春が来たのではと感じるほど温かくなりましたが、もう一度寒波の来襲はあると思います。その時こそは出不精になった自分にカツを入れて雪山にチャレンジしようと思っています。


次は、仕事をしていた頃に職場から撮った写真です。

雲仙


多良岳


あの頃、雪を被った山を見ては喜んで庭かけまわる犬のように心が躍っていましたが、今はこたつで丸くなる猫になりかけています。雪山の魅力は分かってはいても、そのうち本当に身体が動かなくなるので、「今度雪が降ったら」と思っているところです。


最後に、去年作った川柳を一つ

出不精をコロナのせいにできていた
(「仲畑流万能川柳2023年の80句」入選)
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