ところが、2分と見ないうちに終わってしまいまい、残念!
この番組があることを知っていたら、いま興味をもっている「霧立越」なので迷わず録画していたのですが、新聞のテレビ欄には「自然百景」とだけしか出ていなかったので気づきませんでした。
そこで、すぐにNHK+にアクセスして最初から見ました。
番組名は「さわやか自然百景『九州山地霧立越』」、その中で20年前に発見された霧立の固有種キリタチヤマザクラや、石灰岩の山に咲くコウユキソウやイシヅチカラマツの紹介がありました。きれいな映像を見ていたら急にスイッチが入り、終わったらすぐに例の本で調べました。
例の本(「西郷さんも歩いた霧立越花の旅」秋本治著の「木本編」と「草木編」)
まず、コウユキソウやイシヅチカラマツを「草木編」で探したら
霧立に特化した花の図鑑だけあって隣どうしで載っていました。
本には掲載場所、撮影年月日が記載されていますが、番組の中では花の咲く場所を「霧立越の一角、白い石灰岩がむき出しの山」と、白岩山の名前を最後まで出しませんでした。不思議に思っていたのですが、それらの花が絶滅危惧種に指定されている貴重な植物だったので、山名を出さなかったのは盗掘を防ぐためだったのかもしれません。
次に、キリタチヤマザクラを「木本編」で調べてみてビックリです。
横文字で書かれた学名に
Cerasus sargentii var.akimotoi と記されています。
朝ドラ「らんまん」を見るまで学名など気にも留めなかったのですが、「akimotoi」となっているではありませんか。
これはキリタチヤマザクラの発見者の名前であり、私が手に取っている本の著者であり、先日泊った宿でお会いした秋本治さんその人の名です。秋本さんの名前が世界共通の学名に使われているなんて凄すぎます。
(スペルの最後の「 i 」は発見者の名前の最後に付くものだそうです。朝ドラ「らんまん」でも「maikinoi」 と最後に「 i 」が付いていましたね )
番組は「さわやか自然百景」ですので、霧立越の豊かな自然について、鳥や魚、サンショウウオなどについても紹介がありましたが、植物のことが特に印象に残ったのは朝ドラ「らんまん」の影響でしょう。花と樹木の本(図鑑)を買ったのもそうです。
花や樹木に興味がいくようになって、新たな山の楽しみが少しずつ広がっています。
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