エドルネ日記

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どんな世の中になっていくの?

2015-07-18 | つぶやき、etc

のろのろ台風は熱帯低気圧に変わったとのこと、みなさまのところは大丈夫だったでしょうか。

今は、スマホで、雨雲の動きなどの気象情報がほぼリアルタイムで

見られるから便利ですよね。

 

スマホは今だに声を出しながら、文字打ちをしてることがあり

子供から笑われる私、お世辞にも使いこなせてるとは言えません。

(おばあちゃんみたいと笑われます)

 

スマホもタブレットも簡単に持ち運べ、どこへいても繋がることが出来るツール。

厳密にいうと通信環境がととのわないとだめなんだろうけど、まぁほんと便利!

ちょっと前なら考えもつかない世界。

SNSが社会に浸透して、雑多な情報が瞬時に拡散する社会。

 

いろんな便利を享受しているわけだけど 

昨日読んだハッキング事件のとか

AI(人工知能)の記事とかみると

薄気味悪い社会になっていくんじゃないかって心配。

 

このどろどろした気分を一新したいと思い、以前読んで感動した言葉に

会いにいった。

 


 

 パソコン創世記  富田倫生  青空文庫より

『インターネットは世界を変えると、たくさんの人と同様に、私もまた直感的にそう信じている。
 世界が変わり、社会が変わるとはつまり、人が変わるということだろう。
 闇雲に駆け出してみて、自分なりの道、自分なりの落ちつきどころを、たどりついた先で見つけろと、私は今、そう言われているのだと思う。昨日までのスタイルにしがみついていないで、新しいあり方を探せよと。
 走り出せ。走り出して、知と情と意の緻密な神経回路網を世界に育てよと、歴史がそういうのなら、私としてはその声に従いたい。
 変わることで、必ず機会をつかめるとは限らない。可能性を閉ざすこともあるだろう。
 個別には〈得〉もあれば、必ず〈損〉もある。
 けれど総計を取れば、私たちはきっと前に進むのだ。
 世界を覆う神経回路網を得た巨大な群としてのヒトの前進を、私は信じることができる。
 そんな浮ついた夢のような話ができて、私は今、本当に幸せだ。

 一九九六年三月二十五日作成
 一九九六年八月二十八日修正 』

※引用:http://www.aozora.gr.jp/cards/000055/files/365_51267.html

 


 心揺さぶられる文章。

パソコン通信の頃は知らないけど、 ネットスケープ全盛っぽいあたりに

時代を感じる。なんだかもう古典のような世界感。

世の中ずいぶん変わったね。

 

娘にそんな話をしたら、

「ほんと変わったよね!私が小さい頃パソコンってブーンとか音がする箱だったよね。」

って・・そういえばそうだった。

娘は過渡期、これからの子たちは、インターネットのなかった時代の

リアルを想像できない世代。

どんな世の中になっていくんだろう。

 

「パソコン創世記」に、インターネットで「世界が変わり、社会が変わるとはつまり、人が変わるということだろう。」

とあるが、これから人はどう変わっていくのだろうか?

TEDに斬新な取り組みをしている人のプレゼンがあった。

『My daughter, my wife, our robot, and the quest for immortality』 Martine Rothblatt
      ~我が娘、妻、ロボット、そして永遠の生の追求 マーティーン・ロスブラット

日本語版サイトでみたんだけど、途中から頭がこんがらがった。

 

「人間の心と同じ速度で処理する 情報工学が 2020年代には 現れる」 とのこと、

「マインドファイル」までは理解できるが、「マイルドクローン」はよくわからない。

結局技術が大幅に進歩して社会が変化しても、人の本質はあまり変わらないように思った。

「永遠の生の追及」は人類古来からの永遠のテーマ。

 

台風の余波で強い風が窓のカーテンを揺らしている朝。

なんだかんだ言っても台風にはかなわないなぁ・・・なんてテレビをチェックして

昨日焼いたピザを食べ、今コーヒーを飲んでいるところ。

 

漠然と技術が短期間に進んだ先の世の中を想像し

頭のなかのまとまらない考えを「パソコン創世記」の言葉を一部拝借して書いておこう。

 

これからの世の中、不気味で心地悪い社会にならないよう

「大きな意思を構成する膨大な数のアトムの一個」として

「世界を覆う神経回路網を得た巨大な群としてのヒトの前進」

信じ、インターネットを活用していきたい。

誰でも簡単にインターネットの回線にのせ考えを発信できる時代だからこそ

個々の損得を乗り越え前進していくことができるのではないか。

生きとし生けるものすべてにやさしい社会になることを願っている。

インターネットは人間を写す鏡みたいなものだと感じてる。利用する私たちによって

良くもなり悪くもなるというわけで、そんなことを念頭において使っていきたい。

 

以上、どんな世の中になっていくのか難しいことわからなくて恐くもあるけど

いい世の中になっていくといいなぁ・・って切に思う。

 

 

 ※青字は『パソコン創世記』  富田倫生  青空文庫より引用

  赤字は『My daughter, my wife, our robot, and the quest for immortality』 Martine Rothblatt

       ~我が娘、妻、ロボット、そして永遠の生の追求 マーティーン・ロスブラット より引用

 

おまけ

 

今朝のピサ♪ ししとうっぽく見えるのは伏見甘長で、辛くない種類、自家製。


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