Maiko Araki
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先々月、ダグマスから一本の電話「まいこちゃーん!ちょっとおもしろか話のあるけん出てこんね~」と。」
私は、きっとLIVEかなんかの依頼だーっ!!と、ルンルンしながら行ったのですが、
そこには封書が置いてあり、それは佐藤允彦トリオが熊本の宇土市民会館でJAZZをやるというポスターで、
内容に共演者募集のオーディション募集とありました。
マスター かなりのテンションで、 「これに出すとさ!!」
まいこ 「はっ!?」
まいこ心の声 LIVEじゃなかったと~?? そがんと絶対、無理やし
(その前にマスターから佐藤允彦さんがいかに素晴らしい日本を代表するピアニストだということも、延々聴いていたし、
レコードも聴かせて貰ってたから)
佐藤允彦ってアンバートンのCDをプロデュースしたような人が、私とする訳ないやろうもーん 勘弁してよ、もーう。
マスター はよう! みんなに言ってDEMOばとらんば!! いつにする?
まいこ 「はっ!?」 まじかよ。 おそらく私は思い切り、LIVEじゃなかったことのショックと、何でまた無理なことを言い出すの?
的な、不愉快な表情だったのではないかと思われます。
マスター 「どう?まいこちゃん次第さ。DEMOもないけん、この際録音してよかたい。オーディションはダメ元で、後はDEMOには使えるっちゃけん。」
まいこ 「あー!!そうか!デモは確かに必要。」
まいこ心の声 いつも聴かせてくれと言われては、困りしよるし、営業の場合も、そうじゃない時も、確かに必要。
演奏してくれるメンバーにはご足労願い申し訳ないけど、いつもの練習をちょっと緊張感もって録る感じでやってみようかな~。
マスターも、良かれと想っていつも練習させてくれたり、いろんな助言をしてくれるし。
ということで、急遽!!みんなに集まってもらい、録ったDEMOがこれ!!
10曲くらい録ったけど、これが一番ましやった。
それが!これ 1、2、3!
そして、デモを投函したことで、もう一つの達成感を覚えていた私。
全くの無欲で、まず自分が選ばれるはずもないと、「 UTO JAZZ meet」12月18日(土)も、DougのX’mas
Partyに決まっていました。
マスターも私もメンバーもすっかり忘れていたある日の朝、ポストに封書が入ってました。
送付元をみても全く気づかない私。
開けて、始めて 「うそやろ~っ!!! まじ? まじ? まじ?」
そこには 「佐藤允彦さんと共演していただきますって!!」 「はぁーっ!! 」
まず呼吸を整えて思った事。
「マスター こめんなさい。 無理やし~。とか、散々思って録ったDEMO」
これは、きっかけを作ってくれた、マスターのお陰以外、何でもない。
いつもいつも、応援してくれて、歌う場所をつくってくれて。
自分では最初からあきらめて、絶対出してないよ。
それと、快く引き受けてくれ演奏してくれた榮子ちゃん、福田君、松本君、録音ぽっちを押し続けてくれた正道、
本当に私ほど、周りに恵まれている女はおりません。
感謝って言葉で言うのもだけど、みんなどうしてほしい?
この借りはデカイです。 私に出来うることは何でも言ってくれ(泣)
ありがとう。