MAIKOのJAZZるココロ

ある日は歌手、またある日は食空間コーディネーター、たまに抜け殻。人生をカラフルに生きるMAIKOの日記風blogです。

♪=水商売

2012-07-30 11:55:55 | JAZZのことなど・・・・

こんにちは!! やっと、梅雨明けしましたね! 

今日はこんなことから・・・

●水商売とは…世間の人気や嗜好に大きく依存し、収入 が不確定な業種や職業、およびそうしたものに従事する人を指す俗語である。

↑↑↑ という意味と、接客、お客様を「おもてなしの心」で接待するサービス業務という意味があると思います。

私が携わっている仕事の中の一つに、声を使った仕事(ヴォーカル・CMソング・MCなど)があります。

それらの概要を紐解いていく中で、どうしても外せないキーワードがあります。それが「水商売」。

今回は、この言葉に、スポットを当ててみたいと思います。

私は幼い頃から、家業が芸者置屋だったこともあり、いろんな業種の水商売の人達を見てきました。家の場合は、飲食サービスに直結していた訳ではなく、旅館からの依頼を受け、芸者さんをお座敷 宴会に合わせ、手配調整。最後に着付けを施し各旅館へ送りだすという、所謂 派遣業的な役割だったのですが、最盛期の嬉野温泉には、芸者さんが、300人近く在籍し、置屋さん20件を束ねる機関、芸能組合という検番の会長を、父がやっていたこともあり、我が家には様々な人の出入りがあり、幼い頃から、小説が何冊もかけるような人間模様を目の当たりにしてきました。

そうゆう、ドラマティックな環境の中で、不思議と私の周りは、オブラートがかけられていたような感じがあり、小学校までは、フランス革命に自分が参加している妄想をしたり、大人の世界で一人ぼっち、非現実的な妄想ばかりしていた変な子供でした。それから、何不自由なく育てて貰った私は、二十歳を過ぎてから、東京でディスプレイデザインとデッサンに夢中だった頃、母の思いつきで、急に地元に連れ戻され、大阪の設計士が設計したという、知人が経営していたバブルの残像が華々しい20坪のモダンなデザインのお店を一軒ポンと、任されたことがあります。最強の女将時代を突っ走っていた母のいう事に、NOとは言えず、何もわからない私は、あれよあれよという間に、ラウンジのオーナーママになりました。

両親の力と、スタッフ、そして一番重要な客層に恵まれ、連日が大忙しでした。嬉野の老舗の旅館からご紹介頂く日本中からいらしたセレブなお客様と、地元、また周辺の老若男女紳士淑女、仲間たち。そしてスタッフに関しては、すべて現役のナースやOLで、それは健全なサークルのような雰囲気で、毎日楽しく仕事をすることが出来ました。そして、その間にお客様から授かった知識は、それからの私の人生の大きな糧となっています。

それからやっている、テーブルコーディネート、食空間コーディネーターの仕事は、どちらかというと技術職ですが、それでも、水商売の要素は生きてきます。おそらくどんな職種にも。

当時は、全く「水商売」を意識しないまま、やっていた「水商売」

最近、この言葉を改めて考え直しています。

それというのも、声の仕事はまさに水商売。

MCの事務所の社長とよく話すのも、アナウンサー業は、「世間体のいい水商売」 実際、私の周りのMCは、すべて明日からでもクラブのママができるような女性ばかりです。

心配りの天才達、まさに水商売のプロの集団です。打ち合わせから本番まで、クライアント、現場スタッフ、関わる全ての人に心が配れないと、到底務まりません。しかも、ウェディングMCの場合は主役は花嫁、短時間で女性と心を通わせないといけません。しかも女同士は見抜きます。人に好かれないと、やれない仕事です。

CMソングやナレーションも然り、 仕事を頂くクリエーター、広告代理店の人と、決まった時間内に意思の疎通を図り、歌も、ナレーションも、パターンを変えて何度もテイクを重ねます。代理店立会いの録音の時は、緊張感MAXです。

求められていることが出来るのは、当たり前。そして、そこに関わる人たちが、気持ちよく仕事をするためのコミュニケーションは、とても重要なことだと思います。

ヴォーカルもそうです。日本中にVOCALなんて山ほどいます。

その中で、一緒にやりたい、と声をかけてくれ、演奏を共有できることがどんなに有難いか。

また、自分のリーダーライブ時に、快く受けてくれるメンバーがいることが、どんなに心強いか。

プロの方からも、色んな教えを受けます。

ある方からは「ヴォーカルの○○さんは、本番前にまずメンバーの気持ちを解すような楽しい会話をしたり、場を和ませる天才、必ず、また一緒に仕事がしたくなる」。

そんな風になりなさいと。

尊敬するベースストからは「今までの練習とか、努力は声を出す瞬間にすべて忘れ、まいちゃんが思ってることをそのまま出せばいいんだよ。」と。

協調性と自己表現

自己表現と協調性

試行錯誤と反省の日々です。

ある人から、ライブ後に言われました。「まいこちゃんは自分をよくわかっているね」って。

それが、どんなにか嬉しかったか。

私は、よくわかっているつもりです。

例えば、MCタレント事務所には、きれいな人や可愛い人が山ほどいます。

私は、たまたま、田舎に生れてきたからこそ、チヤホヤされてきただけです。

歌の上手い人も山ほどいます。

自分の器は自分が一番わかっています。

だから、出来るだけ、そこで求められている自分を表現していくつもりです。何が求められているのか、今回、自分が呼ばれたことにどんな意味があるのか。

天才はみんな努力家だけど、上を見たらきりがありません。

誰かと比べないという事は難しいかもしれない。でも比べる必要はない。

人には様々な感情があって、例えばネガティブなもの、嫉妬であったり、人を羨ましく思ったりという事もあるかもしれません。

でも、結局は、どんなことも、自分でケリをつけるしかないんです。

だから私は、同業者で現役の人を、心からリスペクトしています。

Ingこそが大事。

やること、それを続けることが、どんなにか大変かが、痛いほどわかるから。

尊敬するウィリアムス浩子さんから言われました。

ゲストで来ていたノンマイクの会場で、急に歌うことになった彼女。

動じることもなく静かに立ちあがり、グランドピアノの前までいくと、生声で歌い上げた彼女。

空間を包み込む素晴らしい声でした。

戻ってきてから、ある方が浩子さんに言いました。「マイクなくて、よくこの雰囲気でよく歌いましたねー」

浩子さんはきっぱり、「どんな条件でも、どんなことにも、動じないメンタルを持つことです。」と言ってのけました。

惚れました。

そんな彼女は、11月には、ラカサに来てくれそうです。

私が思う水商売をやっていくには、いろんな要素が必要なようです(笑)

愚痴を言う暇も、人と比べている時間もありません(言う事もありますよ。人間だもの(爆))

皆、いろんな葛藤の中、日々を過ごしています。

心配りをしたあとは、自分たちが楽しんでやること、

そして、最後にゲストに喜んでもらうこと。

「おもてなしの心」でお客さんと会話をしているようなライブが出来るようになるのが夢です。

 活字にしたら、最もらしいことを並べ立てましたが、

これらは全て私の希望です。いつか、そんなそんな人に、そんな風になりたいです。

ただ、これだけは忘れません。

自分のルーツと取り巻く環境に自信を持つこと。

私は私でしかないのだから…

あなたは、あなた以外の何物でもないのだから…

いろんなイメージや企画がどんどん膨らんでいます。

 今回の思いから、コンセプトを考えたライブはこちら、

9月に福岡でやります。是非♪ 遊びに来てください。

 

 

 

 


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