最近は、願い事を言えば言うほど、願いは叶わなくなる、というお話をされる方も増えてきたので、ご存知の方も多いと思います。
願う、ということは、現在、それは自分の手元にはなくて、足りない、と天に文句を言っているのと同じ状態です。
また、「私は〇〇が無いから欲しいんです」とお願いした場合、天は「欲しい欲しい」って言ってるってことは、この状態が好きなんだな、じゃ、もっと欲しいと思う状況を叶えてやろう、と判断するわけです。
だから、願えば願うほど、欲しいと思えば思うほど、実は願い事から遠去かっています。
じゃ、どう考えたらいいか、というと、今あるものに感謝する、ということです。
自分は何も持っていない、と思うかもしれませんが、朝起きて、太陽の光を浴びたら、やっぱり気持ちがいいし、幸せですよね。
太陽の光に感謝です。
今朝、朝ごはん食べましたか?朝ご飯が食べられたことに感謝です。
そういうふうに、一つひとつ考えてみると、当たり前のことは何もないことに気付きます。
自分を生かすために、たくさんの目に見えるもの、目に見えないものが存在してくれています。
心臓の働きひとつとっても、あなたが、生まれてから、この世を去るまで、一日も、一瞬も休むことなく、働き続け、あなたを応援してくれています。
身体の細胞もすべて、あなたが、ただ生きるということのために、みんなで力を合わせて、あなたを支えています。
生きているだけでも、実は、当たり前のことはひとつもないんです。
生きるのが苦しくなったら、辛くなったら、胸に手を当てて、心臓の鼓動を感じてください。
「あなたを愛しているよ」と心臓が言っています。
だから、あなたはどんなに辛くて苦しいことがあっても、生き続けなければなりません。
どれほどの偶然が積み重なって、あなたは生まれ、今生きているのか。
それは奇跡そのものです。
そのことに気づいて感謝できた時、それまで、「自分には何にも無い、だから、あれもこれも欲しい」と思い続けて生きてきた人生が変わります。
そして、感謝すれば感謝するほど、もっと感謝することが人生に起きてきます。
願い事は願わずとも叶い、欲しかったものを「ください」と頼まなくても、与えられていることに気付く日がきっと来ます。
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