+*Adoramus te, Christe!*+

キリストよ、我らはあなたを崇め、賛美します。
なぜならあなたは尊い十字架によって、世を救われたからです。

B年 待降節第1主日 (Lectio Divinaで味わう主日の福音)

2011年11月26日 | Lectio Divina☆主日の福音
待降節第1主日(Lectio Divina B年)
忠実であり続けなさい


福音朗読 マルコによる福音書 13章33~37節

気をつけて、目を覚ましていなさい。
その時がいつなのか、あなたがたには分からないからである。
それは、ちょうど、家を後に旅に出る人が、僕たちに仕事を割り当てて責任を持たせ、
門番には目を覚ましているようにと、言いつけておくようなものだ。

だから、目を覚ましていなさい。
いつ家の主人が帰って来るのか、夕方か、夜中か、鶏の鳴くころか、明け方か、
あなたがたには分からないからである。
主人が突然帰って来て、あなたがたが眠っているのを見つけるかもしれない。

あなたがたに言うことは、すべての人に言うのだ。
目を覚ましていなさい。


他の朗読:
第1朗読 イザヤ書 63章16b~17、19b、64章2b~7節、
第2朗読 コリントの信徒への手紙一 1章3~9節


Lectio …読む

私たちは待降節というこの素晴らしい季節の準備を、イエスの誕生からではなく、主の再臨を待ち望むことから始めたいと思います。

マルコ13章の冒頭において、終末の時、自身が地上に戻ってくる前に何が起こるのかについて、イエスはとても大切な真理を教えています。これから起こることについて幾つかのヒントが示される一方で、イエスは明らかに私たちの注意を「それがいつ起こるのか」という不毛で対立を招く事柄を推測することにではなく、誠実の奉仕へと向かわせています。

 そのためイエスは、私達が目を覚まして、与えられた使命を忠実に続けるようにと説くことで、自身の再臨についての教えを締めくくっています。このことを私達がより理解できるように、イエスは僕たちに仕事を割り当てて旅に出る主人のたとえを用います。主人がいつ帰ってくるのか、確かにはだれも知らないのです。


Meditatio …黙想する

 今日のたとえの一番重要なメッセージは何でしょうか。イエスが帰ってくるとき、我々が任された仕事をしていることを見ることをイエスは望んでいるのでしょうか。

 たとえの中で僕はそれぞれ「仕事を割り当てて責任を持たせ」(34節)られています。イエスはキリスト者全体にどのような「仕事」を与えたのでしょうか。あなた個人には、どのようなことを任されていると思いますか。

 あなたが他のキリスト者と、イエスの再臨がいつだと議論した場合、どうなると思いますか。
そのような議論をすることと、イエスのたとえのように、私達が使命を果たすことに忠実であり続けることの大切さと比較してみてください。どちらが建設的でしょうか。
  
 マルコ13章は私たちに、この世界はいつか終りを迎えるということを思い出させてくれています。私たちは過ぎ去っていく一時的なものに多くの時間を費やしてはいないでしょうか。


Oratio …祈る

神を賛美しましょう!いつかイエスは限りない力ち栄光の内に再臨し、歴史の終わりは神の御手に委ねられます。
 神の赦しをまだ受け入れていない人々のために祈りましょう。聖霊が彼らにイエスを明らかにし、彼らがイエスの恵みと慈しみに応えることができますように。

 あなたが神に仕え、神のみ旨を行うことが出来るよう、必要な恵みと力を願いましょう。神があなたを疲れや落胆から守って下さいますように。


Contemplatio …観想する

今日の典礼の朗読はイザヤとⅠコリントからです。第一朗読のイザヤ63章と64章は壊れてしまった神との関係の修復を求める、人々の嘆きの訴えです。神からの特別な愛と信頼を知っていながら、イスラエルの民は繰り返し神から離れていきました。私たちもそれぞれの人生において、彼らと同じような時がある、と思う時があるでしょう。イエスが地上に来られたのは、私たちにやり直す方法を教える為です。悔い改めは神との関係を修復します。神を称えましょう!
 
  Ⅰコリント1章3~9節は私たちに勇気を与えてくれます。人生の旅路においてキリスト者の生き方を貫こうとするとき、私達は決して放っておかれているのではないことを思い出させてくれます。私たちはキリストによって与えられた霊的豊かさに与ることが出来るのです。

イエスが再臨する時まで私達が忠実であり続けることができるよう、イエスは我々の人生に常に働きかけてくれているのです。

(日本聖書協会のホームページを参考にさせていただきました。)


にほんブログ村のランキングに参加しているのですが、
一日一回応援クリックして頂けると嬉しいです
にほんブログ村 哲学・思想ブログ カトリックへにほんブログ村


最新の画像もっと見る