前回の記事でコンジャンクションについて少しだけ書いてみたが、それについてもう少しだけ書いて見ようと思う。
コンジャンクションというのは「ハードアスペクト」と呼ばれてる分類にあり、ポジティブにもネガティブにも働く可能性があるものである。
個々の天体にも言えることだが、そうした要素も全て混ざった上で形として表れる。
前回の太陽・火星・冥王星のコンジャンクションを例にとると
① 太陽→ポジティブ:火星→ポジティブ:冥王星→ポジティブ
② 太陽→ネガティブ:火星→ネガティブ:冥王星→ネガティブ
③ 太陽→ポジティブ:火星→ネガティブ:冥王星→ネガティブ
というような具合だ。
①や②であれば非常に極端な性質となり、前者なら膨大なエネルギーを自分の目的達成の為につぎ込むだろうし、後者なら発散しきれないエネルギーに病まれ身体を蝕むだろう。
勿論いい方向に使いこなせれば、それに越したことは無いのだが...
ネットで調べると、コンジャンクションの一般的な意味や傾向等の説明が殆どだ。その為、体験談というものは情報として埋もれやすい。
繰り返しになるが、これは数あるアスペクトの中でも最も大きな力を持っている。
強烈に交わっているからこそ、私は「自分で実感してほしい」と切に願う。
恥を忍んで打ち明けるが、私はどうもあらゆる欲求を溜め込みやすく、ストレスフルになりやすい体質を持っている。それを性的なエネルギーの発散という形で暴走を防いでいる。
火星は性的なエネルギーも示しているが、私の場合は蠍座の衣を纏っているため、特にそのエネルギーが溜め込みやすい。ここに冥王星による強大な力が加わるのだから、時に自分でも制御が難しくなる。
さらにこれらは吸収する性質を持つ「水のエレメント」に属している事も相まって、1日1日のエネルギーの発散というのはとても大切な意味を成している。
もちろん一つ始めたら最後までやり遂げようとする姿勢や、そこの無いエネルギーを活かして全力で物事に取り組むなど、メリットとなる面も多い。
こうしたネガティブ面・ポジティブ面のバランスも、コンジャンクションと向き合うコツなのだと私は感じている。
コンジャンクションを持つ配置の方には、是非自分の性質を知ってもらって、良い面と悪い面を見つめてほしい。
これも天からあなただけに与えられた能力の一つ、そう考えると暖める甲斐もあるだろう。