神戸でつづけている学校図書館自主講座の特別セミナーを下記のとおり神奈川で開催します。
日時:2016年1月10日(日) 10:00-16:00(受付9:30~)
場所:神奈川学園中高図書館
テーマ:探究的な学びの指導に関わる教職員のコラボレーション
・探究的な学びの指導に関わる教科教諭と学校図書館専門職との協働の実践を振り返り、「コラボレーション」による指導の改善に向けた実践知を共有します。
プログラム:
1.事例発表
・神奈川学園中学校・高等学校
テーマ:中学1年の1年間を通した探究学習の基礎をつくる3つの科目での実践
ー教師と司書教諭のコラボレーションプロセスを中心にー
発表者:佐藤道子(国語科教諭)、室田悠子(社会科教諭)、唐澤智之(司書教諭)
・聖ヨゼフ学園中学校・高等学校
テーマ:高校2年生の2つの探究学習における学校司書と教師のコラボレーション
プロセスー実施して見えて来た課題を踏まえて授業計画を練り直すー
発表者:伊藤美紗子(司書)
・神奈川県立田奈高等学校
テーマ:「学力下位校における「探究学習」の事例的研究―学習意欲に注目して―」
(松田ユリ子)に見る、教師と学校司書のコラボレーションの要素
発表者:松田ユリ子(司書)
(昼食)
2.グループ討議
・協同のプロセスと課題
・コラボレーションを阻害する要因と打開策
(休憩)
3.ポスター発表
参加申込:
ご参加くださる方は、氏名、所属、連絡先(携帯電話orメール)を明記に上、下記にお申し込みください。(昼食のご案内は申し込みをされた方にご案内します)
学校図書館自主講座事務局 holisticslinfo#gmail.com (#を@に変更して送信してください)
〈参考〉
教科教諭と学校図書館専門職との協同のかたち
協力:図書館の利用(資料と場所の提供)
調整:資料の選択と提供・スケジュール調整・利用指導・成果の発表と展示
コラボレーション:目標の設定と授業デザイン(逆向き設計)・指導(ティーム・ティーチング)・評価(ルーブリックの活用)
『インフォメーション・パワーが教育を変える! 学校図書館の再生から始まる学校改革』(アメリカ公教育ネットワーク&アメリカ・スクール・ライブラリアン協会、高陵社書店、2003)第4章参照
21世紀の学習者の基準 (アメリカ・スクール・ライブラリアン協会、2007)
・探究をおこない、批判的に考えて、知識を身につける(獲得する)
・結論を引き出し、情報にもとづいて意思決定を行い、新しい状況に知識を活かし、新たな知識を生み出す
・民主主義社会の一員として、知識を共有し、倫理的、生産的に参加する
・人格と美意識を育む
ジョン・デューイの著作を読み合う読書会
次回は12月20日(日)13:00-16:30に『経験と教育』(講談社学術文庫)を読みます。
会場はJR京都駅に近い町屋で行います。
第8回学校図書館自主講座
日時:1月31日(日)13:00~16:30
場所:神戸市勤労会館407号室
市営地下鉄・JR・阪急・阪神・ポートライナー各三宮駅から東へ徒歩5分
発表:(予定)
・「総合的な学習の時間」における生徒の「反省的注意」の喚起について-同志社女子中学校での実践事例をもとに(家城清美)
・学校図書館専門職の省察的実践(足立正治)
学校図書館自主講座は、2002年から各地でつづけてきた「学校図書館ジャムセッション」をはじめとする、さまざまなセミナーやワークショップを引き継ぎ、学校図書館担当教職員の定期的、継続的な学びの場を提供するために、神戸を拠点にして2010年から始めました。
初年度のテーマは「現代の教育課題と学校図書館」
2015年度のテーマは下記のとおりです。
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